2022年11月18日金曜日

11・27 天神峰現地闘争へ


農地を奪うな!

市東孝雄さんと共に
強制執行を阻止しよう!

11・27 天神峰現地闘争へ


 市民のみなさん、千葉県成田市天神峰で農業を営む市東孝雄さんの農地が今、成田空港の拡張のために強奪されようとしています。成田空港会社(NAA)は、去る10月18日、裁判所に農地収奪の強制執行を申し立て、翌日には滑走路延伸工事の着工を発表しました。コロナ禍で観光需要が激減する中、政府は「自衛隊が利用する局面も想定した上で滑走路の⾧さなどを検討して整備を(北側一雄元国交大臣)」と空港の軍事利用を進めようとしています。
 市東さんの農地は100年以上前に祖父が開墾し、父から受け継がれ、今も完全無農薬有機栽培で多くの人々の健康と生活を支えています。
 この農地を金もうけと戦争のために、暴力をもって奪うなど断じて許すことはできません。全国各地、津々浦々から天神峰現地に駆けつけ、農地強奪の強制執行を阻止しましょう。市東孝雄さんと共に命育む農地を守ろう!



●勝利するまであきらめず闘う


 「空港会社は農地を強奪するために代執行を申し立て、千葉地裁は強制執行の具体的手続きに入りました。絶対に許すことはできません。政府は反戦・反核の砦・三里塚闘争、反対同盟の闘いをつぶすことをもって、改憲・戦争に突き進もうとしています。軍事空港を阻止し、戦争を止めましょう。三里塚は皆様の支援の力で 56 年、農地死守・戦争反対をつらぬいて闘ってきました。深く感謝に堪えません。勝利するまであきらめずに闘います。」(11・6 集会発言抜粋)


◆誓約破棄し、 暴力で営農を破壊


 空港会社と国が強奪しようとしている農地は市東さんの耕作地全体の実に73%におよび、その面積は戦後最大です。さらに作業場やビニールハウス、トイレや看板・やぐらなどすべてを奪うとしています。1971年に大木よねさん宅を機動隊が襲撃・破壊した暴挙をも上回る、断じて許せない行為です。
 空港公団(現空港会社)は1993年に「あらゆる意味において強制的な手段はとらない」と謝罪しましたが、これを全面的に覆し、むき出しの国家暴力で農地強奪をもくろんでいます。

◆改憲 ・ 戦争のための軍事空港化を絶対に許さない
 

 成田空港はコロナ禍前から現状で可能な発着回数上限(年間 30 万回)に届いておらず、拡張はそもそも必要ありません。それでも市東さんの農地を奪うのは、軍事利用と戦争に反対する農民を叩きつぶすためです。岸田政権は今、国家安全保障戦略等の改訂論議の中で「有事に備え滑走路の延伸が必要(防衛省関係者)」と、民間空港の軍事利用を焦点化させています。市東さんの農地強奪は、戦争に向けた国策であり、これを許すなら沖縄の米軍基地建設の強行、福島原発事故の被害隠蔽、ダム建設のための住民追い出しなどあらゆる不正義が国家の暴力によって強制されることになります。すべての人の生きる権利をかけて、市東さんの農地強奪を絶対に阻止しましょう! 天神峰現地に駆けつけ、共に闘うことを心から呼びかけます。

農地死守!天神峰に駆けつけよう!

三里塚芝山連合空港反対同盟


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