2012年8月17日金曜日

8月6日ヒロシマ大行動への運輸労働者連帯委員会からのアピール

今すぐ核を廃絶せよ!原発再稼働反対!野田内閣打倒!

兄弟姉妹の皆さん、
運輸労働者連帯委員会(TWSC)は、8月6日に行われる、「すべての原発を止めろ、野田内閣打倒」の大行動を支持します。アメリカ政府とアメリカの資本家どもはみずから原発産業を展開するだけでなく、日本にも原発を導入し、安保条約を通じて核兵器までを持ち込んだ責任を負わなければならず、御用メディアも同罪です。

米国政府、民主・共和両党および米軍は、アメリカ帝国主義の維持拡大と太平洋地域での労働者階級への攻撃のための軍事基地として日本を使ってきました。
私たちは、オスプレイの導入に反対し、安保条約の廃棄を求め、沖縄を初めとする、すべての在日米軍基地をなくすよう求めます。

福島の人たちが災害に苦しんでいるのは、東電や、この殺人企業のおこぼれにあずかる企業の利潤追求の結果であり、TPP推進と結びついています。TPPは日本の健康保険制度を民営化し、日本経済の更なる規制緩和を進め、日本とアメリカの労働者に対する直接的攻撃となっています。TPPはまた原発事故を引き起こした企業の資本家どもによって推進されています。

大規模な外注化の拡大など雇用の規制緩和は、原発産業のボスたちによって、特別の訓練や放射能防護措置をとらない派遣労働者を原発に導入する、という形で利用されてきました。放射能汚染の正確な数値を分からなくするため、線量計を鉛でおおう、ということまで行われました。その上、運輸労働者は放射能汚染され、汚染された船舶がオークランド港初め世界中の港湾に入港しているのに、運輸労働者への汚染防止措置は何も行われていません。

福島原発メルトダウンによる更なる汚染から組合員や他の労働者を守るため動労水戸がストライキに立ち上がったことに拍手を送ります。これは世界中の運輸労働者にとっての国際問題であります。汚染された食物や原発事故のがれきが特別な監視体制もないまま世界中にばらまかれているのです。

さらに、私たちは、メルトダウンの危険について労働者人民に対し事実を覆い隠し、嘘をついてきた日米両政府に対し、太平洋の両側(日本とアメリカ)で労働者の闘いが爆発し、政治の主導権を握っている、このことを支持します。

アメリカでも日本でも、AFL-CIOや連合、原子力産業の労働組合は、組合員が放射能に汚染され、健康や安全について不平を言うと会社側から報復を受ける、という状態に置かれているにも関わらず、「原子力安全」神話を支え続けています。健康や安全問題について大っぴらに話をすると労働者は首にされ、いやがらせを受けます。こうした企業のボスや役人こそ原発労働者に対する報復攻撃の罪で法的責任を追及されるべきです。

これらの組合役員は公共事業体や政府と結託しており、言い訳は許されません。私たちは、大衆の健康と安全、全労働者の健康と安全のために立ち上がる、民主的で階級的な組合を建設する必要があります。御用組合幹部たちによって押し進められる労使協調体制は、労働者大衆の利益を侵害します。更なる利潤追求と外注化を求める企業の衝動は、労働者の健康と安全にとって直接の脅威になっています。

私たちは全世界の運輸労働者に福島の人々を防衛し、守り抜く行動に立ち上がることと、すべての原発の廃炉を支持するよう呼びかけます。私たちはまた、すべての職場、輸送拠点、公共施設において、この環境ハザードの危険性を理解するため、独自の完全な放射能汚染モニタリングを行うよう呼びかけます。

更なる命の危険にさらされている日本と世界の労働者とその家族を守らなければなりません。

あなたがたの闘いに連帯と勝利を。
運輸労働者連帯委員会
8/4/2012