2012年8月3日金曜日

動労水戸 7.30ストライキ決行

doromito531

 

安全無視の車両除染作業に断固反対し、
7・30ストライキ決行

労働者と地域住民の安全のためにストライキ決行

 JRで働く労働者の皆さん!JR東日本水戸支社は現在、現場労働者の反対を押し切り水郡線・常陸大子運輸科で気動車のラジエター除染作業を現場労働者に強制しようとしています。水郡線の気動車は放射能の高い地域を走行するので、ラジエターには放射能を含むチリが付着します。JR水戸支社は、当初このチリを圧縮空気で吹き飛ばそうとしましたが、現場の労働者から放射性物質を拡散させる作業には反対するとの声が上がりました。すると今度は「高圧水で洗浄すれば問題ない」として作業を強制しようとしています。
 会社は「空間線量と変わらないから安全」と言いながら、テスト洗浄の際には雨具・ゴーグル・専用マスクでの完全防備で作業を行いました。口では「問題ない」と言いながら、会社も放射能を扱う「除染作業」であることを認めているのです。放射能の悪影響は「外部被曝」よりも放射性物質を体内に取り込む「内部被曝」の方が深刻です。体内に入った放射性物質は体の内側から直接に細胞や遺伝子を傷つけ、がんや白血病を引き起こす原因になります。広島や長崎の原爆投下では、多くの被爆者が生き残ったのちも内部被ばくによる病気に苦しめられ続けています。また高圧水洗浄であっても、チリを含んだ水が溜まれば放射能で汚染されたホットスポットができます。しかし会社はこうした事実を無視しています。健康被害の不安を訴える労働者に対してなんら明確な回答はなされていません。
 動労水戸は労働者と地域住民の了解なき除染作業に断固反対し、7月30日に委員長はじめ大子支部の検修・乗務員全員がストライキを決行し、青年労働者への作業強制を阻止しました。会社は既に運輸科の管理職を使ってラジエター除染作業を強行しています。絶対に許せません!動労水戸は今後も青年労働者を守るために、組合員への作業強制に対しては指名ストを構えて闘争を継続しています。

青年への被曝労働強制をやめろ!

 私たちは「ラジエター清掃は放射能を扱う除染作業である。危険がある以上、特に若い労働者には絶対に作業をさせてはいけない」と要求してきましたが、会社側は「国の基準より線量が低いから問題ない」とあくまでも作業を強制しようとしています。ウソと隠ぺいで原発事故収束を宣言し、多くの人たちの怒りの声を無視して大飯原発を再稼働した国の「基準」を盾に被曝労働を強制するJR東日本を絶対に許すわけにはいきません。
 また、何より許せないことは、JRが「福島では線量がもっと高い」と福島の現状を引き合いに出し、労働者の不安や当然の要求を黙らせようとしていることです。会社は福島が高線量地帯であることを認めながら、何か対策を取るのではなく「それくらいの放射線は我慢しろ」と言うのです。こういう無責任とデタラメを絶対に許すことはできません。労働組合には人々の命と安全を守る社会的責任があります。私たちは福島をはじめ放射能と闘うすべての人々との連帯にかけてとことん闘います。

命と安全を丸投げする検修・構内外注化には絶対反対だ!

 こうした労働者と地域住民や乗客に対するJR東日本の安全無視と無責任は、鉄道会社としてのすべての責任を外注会社に丸投げする10月1日からの「検修・構内業務外注化」に現れています。労働者が被曝しようが、ホットスポットができようが、安全がないがしろになろうが、その責任はJRではなく「関連会社」にすり替えられていこうとしています。外注化を今後あらゆる部門で進めていくと会社は明言しています。私たちが「被曝労働」も「外注化」もやむを得ないこととあきらめたらどうなるでしょうか。命も安全もよりいっそう捨てられていくということです。国も企業もカネ儲けのためなら労働者も住民も守りません。今の政府や東京電力を見るだけでそのことははっきりとしています。
 7月29日、20万人もの人々が原発の停止と再稼働反対を訴え、国会議事堂を包囲する行動に立ちました。原発事故と放射能汚染に対し、なんら責任を取らない国や大企業に対する怒りは社会に満ちあふれています。会社の決めた事だからとあきらめる必要は全くありません。共に闘い、安全無視の除染作業を必ず阻止しよう!

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