2013年3月7日木曜日

外注化阻止ニュース 第60号

外注化阻止ニュース第60号

 

4・1駅業務の委託反対
解雇と出向で雇用破壊

 JR東日本は、(株)東日本環境アクセスの駅業務事業部門を分割し、「JR東日本ステーションサービス」という新会社を立ち上げて、4月1日から駅業務を委託しようとしています。駅業務を別会社へそっくり丸投げ外注化することが狙いです。
 この新会社には、5年で雇い止めとなった契約社員(グリーンスタッフ)をより低賃金で雇うとともに、いま駅で働いている平成採を出向させることをJRは考えています。会社は「新入社員がはじめから出向ということもある」(JR水戸支社)とまで言っています。
 また、JR本体が乗務員になるはずの駅社員の育成を放棄すれば、車掌や運転士も別のところからつくり出すことになります。駅の全面外注化は車掌や運転士の別会社化(外注化)にも道を開くことになります。

東労組が会社を後押し

 この会社の施策を後押ししているのがまたも東労組本部です。
 東労組は、「営業のプロを育てる」という名目で、駅に配属になった社員を「駅コース」と「乗務員コース」に分けよ、と会社に申し入れました(東労組「業務部速報」昨年12月21日付)。
 「○○のプロを育てる」という口実で平成採を分断し、「コース」別に別会社に強制出向・転籍させることは明らかです。これは、「検修のプロを育てる」と言って検修業務の平成採を外注会社に強制出向させたやり方以上に悪質です。
 東労組本部の度重なる裏切りに対し、現場の怒りは大きくなっています。動労千葉-動労総連合は平成採の雇用と鉄道の安全を守るため、JRのあらゆる業務の外注化に反対してストライキで闘います。一緒に声を上げましょう。

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