2013年7月10日水曜日

動労水戸 K544運用阻止スト・抗議行動へ!

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福島切り捨て・内部被曝強制を絶対許さない
K544運用阻止スト・抗議行動へ!

 JRで働くすべての労働者の皆さん!JR水戸支社は、現場の不安や反対を一切無視しK544の交検・入場を強行しようとしている。会社は団交の場で「K544は危険ではない」とまで言い放った。それは今後どんな問題が起こっても、会社は一切責任を取らないという宣言だ。労働者に被曝を強制し、国と東京電力が進める「福島切り捨て」の手先となったJR。労働者に命令を下す資格はもはや1ミリもない。デタラメと無責任の下で被曝労働が強制されるなら、労働組合は徹底して労働者を守り抜く責務がある。動労水戸は断固としてストライキで闘い抜く!共に闘いに立とう!

内部被曝を強制する交番検査絶対反対!

 7月5日、動労水戸はK544の交検・入場問題をめぐって支社団交を行った。交渉の中で会社は、K544の機器箱内のホコリに放射性物質が含まれていることを認め、作業の際にそれを吸い込む危険性があることも認めた。にもかかわらず、会社は「国の(空間線量)基準」を持ち出し、「放射性物質の量は健康に影響を及ぼすレベルではない」と発言。一昨年に会社が勝田車両センターで行った「学習会」では、会社の資料には「内部被曝に要注意」と記されていた(裏面参照)。だとするならば、空間線量よりもむしろ放射性物質が含まれているホコリの線量を測るべきではないのにも関わらず、会社はホコリの線量測定をかたくなに拒否した。内部被曝はわずかな量でも体に重大な影響を及ぼすものであり、「これだけならば問題ない」という値は存在しない。会社は線量を測って高い値が出ることで作業ができなくなることを恐れて、最初から線量を測らずに作業を強行するつもりなのだ。「とにかく交検・入場を行うことができれば、あとは放射能の数値や労働者の安全などどうでもいい」という考えだ。絶対に許せない!
 線量を測らない理由について言い逃れできなくなった会社は、ついに「K544は線量の高い冷却器を外したので通常の車両だ。危険という認識はない。交検・入場も通常の作業として全面的に検修を行う」などととんでもない開き直りを行った。原発から25㌔圏内に半年以上も放置され、今も車両の至る所から高い線量の出る車両が「通常の車両」なのか!「労働者の命と安全を何だと思っているのか!」という追及に対しても、会社は無言のままだった。
 大子での床下作業の際にホコリを浴びた組合員が体調を崩した問題について、会社は健康調査を行うことを前回の団交で拒否している。作業が強行されてからでは遅い。あくまで絶対反対で闘い抜き、実際に作業を阻止することこそ労働者の命と安全を守る唯一の道だ。

「福島切り捨て」のための竜田延伸を阻止しよう!

 会社が今回の団交の「結論」とした「通常の作業として行う」とは、「何が起こっても絶対に放射能との因果関係を認めない、一切責任を取らない」ということだ。作業の際に飛び散った放射性物質によって、倉の中が汚染されてしまう恐れも十分にありうる。さらにK544の作業を許してしまえば、常磐線竜田延伸も、K544が移送される郡山工場での作業もすべて「通常の作業」として強行されるだろう。会社の狙いは、放射能に対する不安や怒りの声を押しつぶし、国と一体となって「放射能安全キャンペーン」を推進し、常磐線竜田延伸を進めて高線量地帯への住民と労働者の帰還を強制していくことにある。福島の人々にはさらなる被曝が強制されることとなる。JRは、「故郷に戻りたい」「生活の再建を」という避難者の切実な思いすらも逆手に取って、原発事故を「なかったこと」にしようとする国と電力会社に加担しようとしているのだ。乗客を安全に送り届けることが最大の使命である鉄道業務で、そこで働く労働者の命と安全が最も軽んじられようとしている。会社の命令で真っ先に作業を強制されるのは、放射能の影響を強く受ける青年労働者たちだ。会社が車両のホコリの線量を測らず、安全の保障のない作業を強行するのを黙って見過ごすことなど絶対にできない!
 K544移送に対し、郡山工場の仲間がビラを作り、青年労働者に必死で訴え、絶対反対の闘いを作り出すために立ち上がっている。この闘いと固く結び、ストライキで会社の命令を粉砕しよう。被曝労働の強制に立ち向かう道は、労働者の団結で「責任を投げ捨てる者」と闘い続ける中でこそ切り開かれる。動労水戸と共に闘いに立とう!

郡山工場の仲間と共に闘おう!

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