2013年10月17日木曜日

外注化阻止ニュース 第91号

外注化阻止ニュース第91号

 

幕張車両センター構内で
ポイント割出事故
外注化による安全崩壊だ

 幕張車両センターで10月8日、保守用車がポイントを割り出す事故が起きました。構内では同日、南引き上げ線にある列車洗浄機の検査があり、同時刻に、すぐ脇の線路を使う保守用車の作業がありました。
 保守用車は、洗浄機の検査で作業員が出ていることを知らせる赤色灯をみてポイントをまたいだ位置に停止しました。信号所がその状況を把握しないままポイントを切り替えたため事故が起きたのです。
 作業はいずれもJRが発注した外注会社によって行われていました。保守用車は「東鉄工業」、洗浄機検査は「メカトロ」、信号所は「CTS」。それぞれ違う会社が作業していました。
 JRとそれぞれの会社には委託契約の関係がありますが、外注会社同士はまったく関係がないため、互いに連絡を取ることはできません。さらにはJRも、それぞれの外注会社の責任者に作業を発注することはできますが、現場作業員に直接指示することは法的に禁止されています。

誰も責任とれない!

 密接に関係する作業をしているのに、外注化によってJR・東鉄工業・メカトロ・CTSの4社に分断されていて、現場には全体に責任を持っている者が誰もいないのです。責任を持つはずのJRは、現場とは関係のない机の前に座っているだけなのです。
 この事故は外注化の必然的な結果です。JR西日本では2010年、山陽新幹線のトンネルで保守用車同士の衝突事故が発生しましたが、これも重層的下請構造が原因でした。外注化そのものが問題なのです。
 外注化は安全を破壊する――この重大な事実から逃れることはできません。鉄道業務は本来、外注化などしてはならないのです(どんな仕事も同じです)。利潤追求のためにメンテナンス業務を外注化することは事故に直結する問題です。
 事故が起きれば、その責任は直接ミスした労働者に押し付けられます。しかし、ミスが起きるような現実をつくりだしたのはJRの外注化です。外注化に反対しよう。

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