2013年10月9日水曜日

大会宣言

 本日われわれは、DC会館において第42回定期大会を開催し、この1年間の闘いを高らかに総括するとともに、新たな闘いの方針を満場一致で決定した。
 9・25東京高裁判決は、動労千葉組合員を採用候補者名簿から外したことは不当労働行為であったと明確に認定しながら、「名簿に記載されることが、直ちに採用されることを意味するものではない」という事実に反する詭弁を弄して、解雇撤回を拒否し「慰謝料」の支払いだけを命ずる断じて許すことのできない反動判決であった。われわれは長い闘いの渦中で真実を暴きだし、「国鉄とJRは別法人で不採用の責任はJRに及ばない」なる虚構は全部打ち砕いた。この判決はその真実の前にグラグラになりながら、必死に国鉄改革法体制を護持しようとしている。だから矛盾に満ちたものになるのだ。われわれはその中に勝利への展望が宿っていることを確信している。闘いは正念場だ。われわれは26年間のすべてを注ぎ込む決意で新たな闘いに起ち上がる。反動の牙城・最高裁の壁をぶち破り、絶対に解雇撤回をかちとろう。
 検修・構内業務外注化から1年。われわれは、外注化・強制出向を粉砕し、仕事と仲間たちをJRに取り戻すために全力を尽くして闘いぬいてきた。外注化は鉄道の安全と働く者の雇用を根本から破壊する攻撃だ。絶対に譲ることはできない。しかも、われわれの小さな闘いが国鉄分割・民営化から25年間外注化を止めてきたのだ。それは、新自由主義的労働政策に労働組合が立ち向かうことが可能であることを証明する闘いであった。今も職場は矛盾だらけだ。当局は、60名近くもの管理者やCTSプロパーを増員し、全てを動労千葉対策に注ぎ込まなければ外注化が維持できない状態である。この1年間の闘いを通して外注化のアキレス腱が鮮明に見えてきた。われわれはJR―CTS双方から闘いを組織し、必ず外注化を粉砕する。
 JR貨物では、生活破壊的な賃下げ攻撃が仕掛けられている。分割・民営化の必然的結果としての経営破綻を全て労働者につけ回そうというのだ。しかも、日貨労は一律賃下げまで呑もうと秘密交渉を続けていたのだ。
 JR北海道では安全が全面的に瓦解している。国交省やマスコミは、「ズサンな管理」に問題を閉じこめようとしているが、本質は絶対にそんなレベルの問題ではない。本当の原因は国鉄分割・民営化そのものにある。経営が成り立つはずなどないことは初めから分かっていて外注化を強行したのだ。当然の結果だ。国鉄分割・民営化は全てにおいて完全に失敗に終わったのだ。今こそ国鉄分割・民営化を問い直さなければならない。解雇撤回、外注化阻止、反合・運転保安確立、組織拡大! 65歳まで働ける労働条件を確立しよう。ワンマン運転を中止しろ。ライフサイクル制度撤廃! いよいよ反撃を開始するときが来たのだ。
 安倍政権は、派遣法改悪や限定正社員制度導入、「解雇特区」の法制化で、全ての労働者を非正規職に突き落とし、社会全体を民営化地獄に叩き込もうとしている。消費増税の強行と社会保障制度の解体で生きることそのものが奪われようとしている。憲法解釈をクーデター的に変更して集団的自衛権を容認し、憲法改悪と戦争に突き進もうとしている。福島第一原発では、汚染水問題等、打つ手すらない深刻な危機が進行しているというのに「全てはコントロールされており安全」なる虚言とオリンピック招致の空騒ぎの下で真実が絞め殺され、福島が見殺しにされようとしている。TPP交渉では、全てを秘密にしたまま、農業や公的社会保険制度が解体されようとしている。三里塚で、沖縄で、農地強奪や軍事基地に反対する正義の声が圧殺されようとしている。
 しかし、こんなことは絶対に破産する。なぜなら日本の労働者は、「民営化すれば豊かになる」など全部ウソだったこと、生み出されたのは格差と貧困、社会の崩壊だけだったことを自らの経験で知っているからだ。全てが我慢の限界を超えて進もうとしている。「もうたくさんだ!」という怒りの声が社会に満ち、時代が動こうとしている。
 労働者の団結した闘いこそが歴史をつくり、社会を変革する力だ。今ほど労働運動の復権が求められているときはない。全力で組織拡大闘争に総決起しよう。11・3労働者集会に1万人を結集させよう。
 右、宣言する。  

2013年10月7日
国鉄千葉動力車労働組合 第42回定期大会

DC通信No.183から転載