2014年3月13日木曜日

外注化阻止ニュース 第111号

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動労千葉  3月20日に労災申請行動
過酷な業務が原因だ

 動労千葉は3月20日、昨年8月に成田空港駅で泊まり勤務中に亡くなった組合員の労災申請を千葉労基署へ行います。
組合員の急死の原因は、JR千葉鉄道サービス(CTS)における過酷な清掃業務による心身への負担が原因です。

1日4~5万歩の過酷な勤務

 成田空港駅の清掃業務は、泊まり勤務で4万から5万歩に及びます。厚生労働省が試算に用いる歩幅60~70㌢で換算すると24~35㌔になります。
 しかも、1日に52本もの列車の時間に合わせて清掃業務を行うため時間に追われての作業となります。成田エクスプレス(NEX)の清掃時間は10分間とされており、3分前と30秒前に無線が入り、終了合図で乗客を乗せなければなりません。
 乗客注視の作業自体も大きなストレスになります。
 こうした業務形態により、休憩時間も10分刻みで昼食時間も30分程度です。
 亡くなった組合員は、エルダーで出向した当初から「疲れた」「つらい」と家族に訴えていたそうです。

医療関係者「業務上のストレスが原因」

 労災申請にあたり意見を求めた医療関係者は「急性心不全の原因は、致死的不整脈の可能性は高い。業務上の身体的・精神的ストレスが関与した可能性が高い」と述べています。
 しかし、CTSは、こうした状況にもかかわらず今もって「業務に起因したものではない」と責任を取らずに逃げ回っています。
 労災問題だけでなく、賃金や9割近くが非正規雇用である問題など、CTSの労働条件改善は急務です。JRは、すべての業務と労働者をJRへ戻せ!

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