2014年3月27日木曜日

外注化阻止ニュース 第113号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9 


駅業務の4・1外注化を許すな
長浦駅新駅舎 みどりの窓口廃止
「詐欺だ」「元に戻せ」の声

 
  JR千葉支社は、4月1日から下総中山・稲毛海岸・土気・八幡宿・長浦の5駅の業務を千葉鉄道サービスに委託しようとしています。JR千葉支社は団体交渉で、みどりの窓口がなく券売機が設置されているので業務量が軽減されるから委託しても問題ないと回答しています。
 駅業務は切符の販売だけでなく、何よりも列車と乗客の安全を確保する重要な役割があります。
 しかし駅業務が委託されれば、JRから直接に業務指示を受けることはできません。乗客の乗り降りによる列車に遅れや人身事故、信号機故障、車両故障、風雨などによって運休や列車の遅延等が発生した場合、委託対象駅は指令から直接に指示を受けて対応することはできなくなるのです。
 駅で出発信号機が故障した場合、あるいは運転士が汽笛を吹鳴して駅員を呼び出す場合、乗客に急病人が発生した場合は、委託駅で働く労働者はどう対応すればよいのでしょうか。

業務委託と一体で乗降終了合図を見直し

 JR千葉支社は、「乗降終了合図の見直し」に向けた「試行」を4月から行うと提案しています。対象駅は、業務委託される下総中山を含 めた総武緩行線15駅(千葉・津田沼・船橋・西船橋・錦糸町を除く)です。これはCTS側で乗降終了合図の取り扱いができないためです。
 乗降終了合図は、列車が駅に停車中、駅のホーム担当が、列車に乗降する乗客の安全を確認して車掌に合図を送り、ドアを閉めます。乗客の安全を守る上で重要な合図です。

地元が25億出した新駅舎で窓口を廃止

 JRの合理化や業務委託に地域から怒りの声が吹き出しています。
 長浦駅では、袖ヶ浦市が工事費約25億円(98%)を出して改築工事を行い、2月23日から新駅舎の利用が始まりました。ところが利用が始まったその日にJR千葉支社は「みどりの窓口」を閉鎖したのです。しかも、4月1日にはJRから業務を切り離してCTSに委託するのです。地元では「高齢者や障害者が不便になる」「詐欺だ」「元に戻せ」の声が吹き出しています。
 駅業務委託は、列車と乗客の安全を破壊する攻撃です。JR千葉支社は、駅外注化を中止し、すべての業務と労働者をJRに戻せ!

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