2014年7月20日日曜日

日刊動労千葉 第7742号

安全運転闘争支配介入事件行政訟訴
東京地裁の反動判決を徹底的に弾劾する!

安全運転闘争の目的の正当性は明確に認定

 7月16日、東京地裁民事第11部・佐々木宗啓裁判長は、「安全運転闘争介入事件」の行政訴訟に関して、組合側の請求を「棄却」するという反動判決を下してきた。徹底的に弾劾するとともに、控訴審での勝利に向けた闘いぬくものである。
 とくにこの判決では、「業務や生産手段という財産に対する危険を及ぼしたり、その恐れを生じさせるものである場合」などとして、これまでの最高裁判決からさらに踏み込んで争議権を否定するなど、極めて反動的なものとなっている。
 しかし一方で判決文は、「列車運行の安全確保を指向するという十分に了解可能で実現結果が社会的に望ましいといえるような動機・目的を持って実行したものである」として、安全運転闘争の目的の正当性は認めざるを得ないものとなっている。しかし、「運行管理権」や「営業権」を理由にして「違法行為」と決めつけて、労働組合が安全を守るための闘いに起ち上がることを否定しており、絶対に認めることはできない。
 あらためて、反合・運転保安確立に向けて、断固として闘いぬくものである。

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