2014年7月31日木曜日

外注化阻止ニュース 第131号

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清掃業務労働条件
抜本的な改善を!
動労千葉がCTSと団体交渉

  動労千葉は7月23日、清掃業務の労働条件改善に向けたJR千葉鉄道サービス(CTS)との団体交渉を行いました。
団体交渉には、清掃業務に従事するエルダー組合員も参加し、幕張事業所では、清掃業務をまったく知らない行方所長が6年以上も配置されたことで風通しの悪い職場になったと、その責任を追及しました。CTSは「人材がいなかっ た……」と回答しました。

 ◉要員不足で大量の年休が流れている

 前年度の休日勤務と年休取得の状況について動労千葉が質すと、CTSは「休日勤務は把握できない」。年休の取得状況については「(パートを除いて)平均14日」「時季変更はほとんど行っていない」と回答しました。
 しかし実際には、班長クラスの人数が少ないために相当の日数の年休が流れています。
 動労千葉は、出来ばえ検査のため20人を確保しなければならないため休日勤務が強制されていることなどを突き付けました。
 CTSは「班長の人数が少ないことは認識している」と回答し、問題があることを認めざるを得ませんでした。

 ◉疑似マスコンキー取り扱いは責任ある者に

 擬似マスコンキーやパンタグラフ上げ下げは事故になりかねない重要機器であるため、これまでは正社員が取り扱っていました。CTSは、その要件も緩和して契約社員等に行わせています。JR側も「許可」を与えています。
 このことを追及するとCTSは「雇用形態によって作業の住み分けを行っているわけではない」「車両センター所長の許可を受けた者から指定している」と回答しました。何かあればCTSが責任を取るというのでしょうか。責任ある立場の者が取り扱うことを要求しました。

 ◉背面監視をただちに中止せよ

 この間、幕張事業所では、出来ばえ検査の点数が上がらないことを理由にしてCTS本社から監理者1名が張り付いて労働者の背面監視やあら探しを行っています。清掃担当者から怒りの声が噴き出しています。
 この点について、CTSは「清掃担当者と一緒に清掃作業を行うことも含めて配置した」「あら探しを行うことが本意ではない」「組合からの指摘もあり口頭で指導した」との回答を行わざるを得ない状況でした。

 ◉正社員や賃金問題は次回の団体交渉で

 正社員登用や賃金問題については、次回以降の団体交渉で行うことになりました。

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