2015年8月13日木曜日

外注化阻止ニュース 第211号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka211.pdf


業務と出向者をJRに戻せ
業務外注化-強制出向から丸3年

原職に戻すのは当然の約束

 動労千葉は8月7日、JR千葉支社と団体交渉を行い、検修・構内業務の外注化―強制出向からちょうど3年を迎え、すべての業務と出向者全員をJRに戻すことを求めました。
 2012年10月1日の外注化実施の際、JR千葉支社は「出向は原則3年」との回答を繰り返し行ってきました。3年で原職に戻すということです。当然のことです。
 しかし、団交でJR千葉支社は「原則3年は承知している。しかし3年経ったから戻すというのは無理がある」「全員を戻すことは難しい」と回答しました。
 これまで15人が出向からJRに戻っていますが、JRには仕業・構内業務がないため余剰人員扱いされているのが現実です。業務と出向者が一緒にJRに戻らない限り、根本的な解決にはなりません。
 一方、今後のJRにおける検修業務の展望についてJR千葉支社は、「新系列車両のシステム等についてはJRで対応」「新形式車両の機能保全検査はJRで維持」と回答しています。
 しかし、東京では東日本運輸サービス(JETS)に検修業務が委託されています。千葉鉄道サービス(CTS)の駅業務が東日本ステーションサービス(JESS)に移管されたことを考えれば、機能保全検査を含めて検修業務の全面外注化を狙っていることは明らかです。絶対に阻止しよう!

面談は出向者全員を対象に

 JR千葉支社は、10月1日で「丸3年」を迎えるに当たり、「出向から丸3年を迎える人には丁寧に対応したい」と個別面談を行うことを明らかにしています。しかし対象は55歳未満だけです。出向者に分断を持ち込む攻撃であり容認できません。
 動労千葉は、「『出向丸3年』を迎えるにあたって行う面談については、出向者全員を対象にして実施すること」とする緊急の申し入れをJR千葉支社に行いました。
 業務外注化絶対反対! すべての業務と出向者全員JRに戻せ! 出向丸3年の面談は、全員を対象にして実施しろ!

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