2015年8月6日木曜日

外注化阻止ニュース 第210号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka210.pdf


JR下請労働者がスト
レール溶接を手がける労働者42人

 JRや私鉄各社のレール溶接を手がける株式会社全溶(本社:東京都練馬区)の労働者でつくる全国一般東京東部労組全溶支部42人が会社側の組合要求に対する不誠実なゼロ回答に抗議するため7月10日、24時間ストを行いました。東部労組ウェブサイトの記事を紹介します。
 同支部は最初、全溶の東京レールセンター事業所(東京都江東区)で働く10人で結成、その後に本社所属の労働者32人が合流しました。
 同社では4年前に沼田昌雄社長が就任して以来、赤字脱却を目的として労働者に犠牲を押しつける形で人件費カットを強行しました。

〝削減した手当や要員の復活を〟

 労働者は生活を守るためにやむなく夜間作業と昼間作業をくり返す過酷労働を強いられてきたのです。ところが、会社は黒字化を達成したにもかかわらず賃金その他の労働条件を何一つ戻さず、ひたすら我慢させてきたのです。
 全溶支部は団体交渉で、赤字脱却の名目で削られた手当や要員の復活、一時金の増額などを要求しました。しかしいずれもゼロ回答でした。
 そのまま本社所属の組合員32人が初めてのストライキに突入し、次々と夜間作業がストップしました。さらに7月10日、東京レールセンター所属10人も合流して総勢42人の組合員が24時間のストライキを貫徹したのです。

〝過大な要求はしていない〟

 「夜昼夜昼の連続勤務で社長が寝ている間も寝ずに働く私たちの生活を少しは考えろ」「夜間作業の人員を減らされ作業の安全に影響が出ている。事故が起きたらどう責任を取るのか」「過大な要求はしていない。もとの労働条件を求めている」。全溶支部の怒りと要求は当然です。全溶支部の闘いに支援と連帯を。

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