2016年12月1日木曜日

外注化阻止ニュース 第291号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka291.pdf


内房線 直通運転廃止許すな
ローカル線廃止と分社化に反撃を

 3月ダイ改に向け団体交渉が始まりました。
 JR東日本は「今までの延長線上にない視点に立った業務の見直しを行なう」として、駅業務を丸ごと別会社化する布石としてグリーンスタッフの募集を今年度で中止することを明らかにしました。来年は国鉄分割・民営化以来の大転換の年になろうとしています。

館山―千葉直通列車廃止を画策

 次期ダイ改で千葉支社は「系統分離」と称して内房線の館山―千葉直通列車の廃止を画策しています。沿線自治体ではすでに重大問題となり、「こんなことをされたら地方は生きていくことができない」と怒りが沸騰しています。
 昼間帯の直通列車は全廃、早朝の館山始発の列車2本を廃止。さらには特急列車の運行を廃止した際に代替えで設定された特別快速の廃止などの案も固まっているといいます。
 久留里線も、上総亀山発着の初電・終電が廃止されようとしています。
 さらには房総南線や鹿島線でワンマン化に向けた調査も行われています。
 ワンマン化の実情は久留里線の現実が示しています。昼間の列車間合いはなんと5時間です。もはや廃線に近い扱いです。次期ダイ改を期して「ローカル線切り捨ての新段階」が始まろうとしています。
 これは内房線だけの問題ではありません。外房線や総武本線も含め東京から70~80㌔以遠の地方ローカル線の全面切り捨てに本格的に踏み出したのです。

地方の切り捨ては許されない

 鉄道の切り捨ては地域の切り捨てそのものです。鉄道は公共財産であり、高齢化した地域で人びとが生きて行くために絶対不可欠なものです。JR東日本は決算ごとに過去最大の利益を更新しています。「利益」「効率」で切り捨てることは断じて許されません。
 こうした動きと一体で乗務員へのしめつけ、限界を超えた労働強化が続いています。このままでは深刻な事故が起きかねません。ガマンでずに運転台でトイレをしただけで強制出向にするなど、息もできない職場の現実が横行しています。
 ローカル線切り捨てを許すな! 反合理化・運転保安確立、行路緩和・トイレ設置、65歳まで働ける職場・労働条件確立へ闘おう。

ニュースへのリンク