2016年12月9日金曜日

闘いなくして安全なし No.099

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFWnpDS0xuczFqcFk/view?usp=sharing


グリーンスタッフ採用停止
駅業務の完全分社化と全業務外注化・転籍への布石

 JR東日本は11月17日、「来年度以降グリーンスタッフの採用を停止する」と動労千葉に通知してきました。

駅業務完全別会社化への布石

 これまでJRは駅業務の外注化を次々に進め、すでに千葉の直営駅は3分の1ほどです。
 その中でグリーンスタッフは、JR本体で教育された上で最大5年で首を切られ、「駅で働きたいなら外注会社に行け」という卑劣な形で超低賃金の外注会社の要員にされてきました。
 一方JR千葉支社は団交で委託駅の基準について、 ①運転取扱駅、準運転取扱駅でない、②グリーンスタッフがいない、 ③みどりの窓口がないことを挙げてきました。
 グリーンスタッフはもともと1年契約で、勤務地も契約で指定されています。出向はおろか転勤も基本的には想定されていません。だから、出向させられないグリーンスタッフのいる駅は外注化の対象にできなかったのです。
 この中でJRがグリーンスタッフの採用を停止する意図は、駅業務の全面外注化と完全別会社化にあるとしか考えられません。

本格的な分社化・転籍攻撃に反撃を

 これは、単に駅業務だけの問題ではありません。駅要員がすべて外注会社で雇われれば、JR本体で駅業務から乗務員になる道は断たれます。必然的に乗務員を含めた全面外注化・転籍強制まで行き着かざるを得ないのです。
 すでに東武鉄道では本体での現場の採用は一切なく、3つの子会社での採用のみです。東武鉄道本体に残るのは本社機能と管理者だけ。まさに全業務の外注化・別会社化です。
 JRにおいても、あらゆる鉄道業務をバラバラに外注化・分社化することが狙われているのは間違いありません。そうなれば、労働者には「転籍かクビか」という選択肢のない形で転籍が強制されます。こんな攻撃は絶対に認められません。全面外注化・分社化と転籍・非正規職化阻止へ、動労千葉とともに闘おう。




総合職→東武鉄道本体
鉄道
・輸送計画や観光戦略の立案・実施
・新たな施策の立案や施工管理
生活サービス
・住環境開発・駅ナカなどの事業
・新規事業の企画・戦略・立案
・既存事業の効率的な運営・管理一般管理
・経営資源の管理・運用
・企業経営を全体的にサポート
出向
・約90社ある東武グループ各社に出向。広範な知識と経験を得る。

鉄道専門職→子会社
車両メンテナンス→東武インターテック
線路設備メンテナンス→東武エンジニアリング
電気設備メンテナンス→東武エンジニアリング
駅スタッフ→東武ステーションサービス
・駅業務を習得後、車掌や運転士を目指す。

東武鉄道ホームページより要約

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