2017年8月25日金曜日

闘いなくして安全なし No.132

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFbS15aHA4VUE4UWc/view?usp=sharing


JRは人員を確保しろ!
CTS幕張事業所で仕事中に亡くなる重大事態

 8月8日、CTS幕張事業所で清掃作業中の労働者が心臓疾患で倒れ、55歳の若さで亡くなりました。幕張事業所にはAEDさえありませんでした。安全衛生委員会で指摘がありながら、会社は無視し続けていたのです。
 「もしAEDがあれば」「もし一人仕事でなければ」「暑い期間だけでも、仕事を分担で きていれば」。職場の仲間は「もしかしたら…」という悔いが拭えない状態です。

乗務員への限界こえた労働強化

 乗務員にとっても決して他人事ではありません。会社はダイ改ごとに長大行路など乗務員への労働強化を限界を超えて進めてきました。DL業務では猛烈な暑さの中での乗務を強制されています。その上、細かなことまでマスコミを使ってあげつらい乗務員への締め付けに利用しています。
 今月は、千葉だけでも2度、運転士・車掌の「居眠り」報道が行われています。この中で会社は、「睡眠時間に問題はなかった」「社員に厳しく指導」「全乗務員に対して責任感をもって執務するよう指導」といったコメントをしています。あくまで乗務員個人の問題だという態度なのです。

DL冷房設置・行路緩和実現を


 しかし、根本的な問題は会社の進めるダイ改合理化と労働強化です。
 運転士は不規則かつ緊張の持続が求められる仕事です。睡眠や休息をちゃんと取っているようでも、疲労は蓄積します。千葉以外では運転士不足に陥っており、現状のままなら千葉でも1、2年の間に不足する状況です。
 車掌の労働実態は運転士以上の長時間労働です。その中で蓄積された疲労は1日や2日で抜けるものではありません。しかし深刻な人員不足で休日出勤や年休が入らない等、まともに休みを取ることも出来ない状況です。
 DL業務の暑さ対策は本当に急務です。担当した運転士が何人も倒れるという深刻な状況に陥っているからです。
 運転士・車掌への労働強化は鉄道の安全破壊に直結します。すべての責任を乗務員個人に押し付ける会社の姿勢を許すことは絶対にできません。行路緩和と人員確保、DL冷房設置へ、動労千葉とともに声をあげよう。

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