2017年8月18日金曜日

闘いなくして安全なし No.131

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFelFSMmxmb0IzaHc/view?usp=sharing


JRの地域切り捨て反対!
10月ダイ改で水郡線などさらなる列車削減

 JR東日本は10月にもダイ改で地方ローカル線切り捨てを進めようとしています。とりわけ今回のダイ改では水戸支社において水郡線などで列車の切り捨てを狙っています。
 常磐線では、朝5時台の上り普通列車が1本減って4本、朝7~8時台の下り普通列車も2本減って8本です。特急『ときわ』も3本が廃止されます。
 水郡線の普通列車は、水戸発常陸大宮行き2本と常陸大宮発水戸行き1本が廃止。また2本が運転区間を縮小されます。
 今年3月のダイ改では千葉でも、「木更津・君津系統分離」の名の下に、日中時間帯の千葉~館山間の直通列車が廃止され、木更津発着にされました。
 JRは「利用状況が低調な列車は、利用状況に見合った輸送力に見直している」といいます。しかし、鉄道は地域で生活していく上での重要なインフラの一つです。

国家の利益にならない地域は淘汰

 「限界集落」と呼ばれるような地域の崩壊をもたらすのは何よりインフラの撤退です。
 学校、病院、電気・ガス・水道、買い物施設、そして鉄道。これらの一つでも撤退すれば、その地域の住民は「切り捨てられた」「この地域ではやっていけない」と感じることになります。実際には地域社会が成り立っていても、住民たちがそう感じれば、他の地域に移り住む人が次々と出てきます。そして、その他のインフラの撤退が続き、実際に地域社会が破壊されてしまうのです。
 この地域の切り捨ては国家政策として進められています。文科省によれば02~13年度までに廃校になった小中高校は5801校。毎年500校が廃校になる計算です。
 「国家の利益にならない地域は淘汰する」。そうやって人々の生活より金儲けを優先しようというのです。JRは列車削減によって、この地域切り捨ての先頭に立っています。
 動労千葉は金儲けのために地域を切り捨てる施策に反対し、闘いにたちあがりました。また、地域住民によって「内房線と地域を守る会」が結成され、署名運動が開始されています。動労千葉とともに、地域切り捨てのダイ改反対の声をあげよう。

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