2018年1月26日金曜日

日刊動労千葉 第8395号

2・4内房線と地域を守る会結成1周年集会の
成功かちとろう!
館山商工会館 14時~

 2月4日、内房線と地域を守る会結成1周年集会が、館山商工会館で開催される。各支部から参加しよう。
 内房線と地域を守る会は、昨年1月、3月ダイ改での内房線切り捨てに反対して結成された。内房線では、特急列車が廃止され、昨年の「君津・木更津系統分離」により昼間帯の館山直通列車が廃止になるなど地域切り捨てが強行されてきた。 内房線と地域を守る会は、地域と鉄道を守る活動を続け、昨年5月以降、「JR東日本内房線の利便性及び安全性向上を求める署名」を呼びかけた。署名は5467筆が集まり、11月29日にはJR東日本・冨田社長と国土交通大臣あてに署名を提出してきた。国交省の寺田審議官から「人口減の中、地方の鉄道については地域と相談するのが一番いい形」との発言があり、JRも「しっかり受け止めていきたい」という対応がなされた。
 しかし、今年3月ダイ改では、13本の接続改善が発表されたものの、一方で館山~安房鴨川間1往復の削減、外房線では5本の列車削減が提案された。これは、房総南線のワンマン運転化や別会社化へ向けた攻撃だ。
 こうした中で内房線と地域を守る会は、南房総地域の5高校にアンケートの協力を要請した。その結果、2183人の学生から回答があり、その半数以上の1108人がJRを利用していることが明らかになった。
 しかも、今年3月ダイ改でJRが列車削減を行おうとしている館山から安房鴨川方面の駅を利用する学生が半数以上の62%、692人もいることが明らかになった。南房総地域の高校には、畜産・園芸・食品加工・医療・福祉等の科目があり、海洋科がある高校には船橋や市原から通学している学生もいる状況だ。
 内房線と地域を守る会は、将来の地域や産業を担う若者たちのためにも、地域と生活と鉄道を守りたい、そのためにもJRに地域の思いを伝え、より幅広い声を集めたいとの決意に燃えている。
 内房線と地域を守る会1周年集会に、全力で参加しよう。地域と鉄道を守るために声をあげよう。

3月ダイ改阻止へ

 JRが予定している3月17日のダイ改では、外房線でも5本の列車削減が提案されている。この5本の内の4本は、茂原や上総一ノ宮以南が切り捨てられている。まさに内房線で行われた「系統分離」ー「首都圏70㌔圏」以外の切り捨て攻撃にほかならない。しかもこれは千葉支社だけのことではない。JR東日本全体でも、青梅線や水郡線、北上線、五能線、奥羽本線、羽越本線、磐越西線でも「ダウンサイジング」と称して列車削減が行われようとしている。さらにワンマン運転も、八戸線、越後線での新規導入をはじめ、東北本線、信越本線、磐越西線、羽越本線、奥羽本線、男鹿線で拡大が狙われている。
 JRは、「地方創生」「地域の活性化」「地域の発展」などと言いながら、実際には地域の生活に必要な列車さえも会社の利益のために切り捨て、地域の生活を破壊しようとしている。
 JRの地域切り捨てを止めさせよう。3月ダイ改に対しては外房線沿線でも反対の声が巻き起こっている。地方切り捨てを許すな、地域住民と一体となって3月ダイ改を阻止するために立ち上がろう。
 2・4内房線と地域を守る会結成1周年集会をダイ改阻止闘争の第一波の闘いとして成功をかちとろう。

内房線と地域を守る会結成1周年集会
地域と鉄道を守るため、さらなる声と力を!

日 時  2月4日 14時~
場 所  館山商工会館 2階大ホール

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