2018年9月13日木曜日

外注化阻止ニュース 第388号

https://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka388.pdf


乗務員に「死ね」というのか!
乗務員勤務制度改悪を許すな

 乗務員への労働強化はすでに限界を超えています。乗務中に脳梗塞で倒れたり、泊勤務後に帰宅してそのまま亡くなる事態が次々に起きています。今年6月には37歳の運転士が乗務中に心筋梗塞で倒れて病院に搬送されました。
 しかし、団交で会社は「拘束時間を延ばして実乗務を増やすが労働強化ではない」「働かせすぎではない」「明けで13時退勤でも問題ない」「明けの後に超勤で短時間行路に乗ってもらう」と乗務員を人とも思わない内容を次々と回答しました。
 乗務手当廃止と一体で、殺人的な労働強化が狙われているのです。

東労組の裏切り妥結は許せない

 鉄道に働く者の最大の使命は、安全を守ることです。こんな労働強化が行われれば、乗務員の命と健康が脅かされ、鉄道の安全が根本から破壊されます。
 会社は国鉄時代から一貫して労働強化と効率化を狙ってきました。それに対し、労働組合が反撃することで労働時間短縮をかちとったり、攻撃に歯止めをかけてきたのです。
 しかし8月30日、東労組は乗務員勤務制度改悪提案について裏切り妥結しました。動労千葉はこの提案を認めることは絶対にできません これを打ち砕く力は職場の団結した闘いの中にあります。一人ひとりの労働者が声をあげることは、間違いなく大きな力になります。
 闘いはこれからです。動労千葉と共に乗務員勤務制度改悪反対の声をあげよう。



〈団体交渉での会社の回答〉

「拘束時間の延長を提案したが、7時間10分の労働時間は変えないから労働強化ではない。現行で働かせすぎという認識はない」
「行路によっては一山つくなど実乗務が増える」
「(明けで退勤が12時を過ぎる行路は)効率的な行路を組む過程でできる。規定の範囲なら、13時退勤でも問題ないという認識」
「突発の場合には、泊り明けの後に超勤で短時間行路に乗ってもらう」

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