2018年9月13日木曜日

外注化阻止ニュース 第387号

https://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka387.pdf


CTSの全社員の大幅賃上げを
最低賃金引上げに際して訴えます

千葉県の最低賃金895円に

 10月1日から全国の最低賃金が約3%引き上げられ、千葉県内の最低賃金は27円引き上げられ895円になります(現在は868円)。
 この結果、CTS(JR千葉鉄道サービス)では、60才以上の時間額(現在、最低額が890円)、多くの職場での試用期間の時間額が抵触します。
 動労千葉は8月、最低賃金に抵触する職場だけでなく、社員・嘱託・契約・パート社員について一律で賃金を引き上げるように申し入れを行いました。

県内事業所は東京の最低賃金以下


 東京都の最低賃金は985円となり、千葉県内にあるCTSのすべての事業所での時間額を上回ることになります。これでは、まともに応募が来るはずがありません。要員確保の観点からも、全事業所での一律・大幅賃上げが絶対に必要です。
 そもそも最低賃金の改定のたびに大あわてで賃金改定を迫られること自体が本当に許しがたいことです。
 CTSは、募集してもなかなか応募がなく、採用されても働き続けられない。その結果、どこの事業所でも慢性的な要員不足で残った仲間にきつい仕事が強制される。この悪循環の大きな原因が、生活できないほどの低賃金があることは明らかです。

親会社のJR東は空前の黒字

 親会社であるJR東日本は、過去最高の黒字を毎年更新しています。あらゆる業務をグループ会社へ委託(外注化)し、徹底的に委託費を抑え、グループ会社の労働者に生きていけない低賃金を強制しているからです。


 今回の申入書では、住宅手当、扶養手当などの福利厚生面の改善、深夜早朝手当の地域格差を直ちに改正するよう申し入れました。深夜早朝手当の地域格差は放置できません。同じ深夜帯に働きながら最大6倍もの格差があることは会社にも説明できない話なのです。
 CTSは10月分から是正を行い、全事業所で一律1500円を支給しろ。全職場から声を上げ、大幅賃上げをかちとろう!

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