2018年9月22日土曜日

日刊動労千葉 第8512号

臨時国会での改憲発議を止めよう!
「改憲・戦争阻止!大行進千葉」が発足

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8512/

9.29~30動労千葉定期大会へ
臨時国会での改憲発議を止めよう!
「改憲・戦争阻止!大行進千葉」が発足


 9月16日、千葉市美術館講堂において「改憲発議を止める!9・16集会」が105名の結集で行われ、この場で「改憲・戦争阻止!大行進千葉」が正式に発足した。

一人ひとりが人生をかけて

 はじめに呼びかけ団体を代表して動労千葉の川崎書記長が発言に立ち、「自民党総裁選挙で改憲が焦点になり、憲法が変えられようとしている。戦争だけは許さない思いで、大行進運動を呼びかけた。労働組合の産業報国会化と、JR東日本での労働組合破壊攻撃、『労働組合のない会社』『労働組合のない社会』は戦争への道に直結する。一人ひとりが人生をかけて各地区、各職場から立ち上がってほしい」と呼びかけ、JRの乗務員勤務制度改悪との闘いとあわせて熱烈に訴えた。
 続いて、三里塚芝山連合空港反対同盟の北原健一さんは、「反対同盟は50年に及ぶ動労千葉との連帯があるからこそ実力闘争で闘えた。動労千葉を結集軸に多くの人に広げ、改憲を止めて戦争のない国を作ろう」と呼びかけた。
 呼びかけ人の最後に戦争体験者であり、百万人署名運動の田中和恵さんは、「教科書でススメ、ススメ、ヘイタイさん」と習い、今また学校では教育勅語の暗唱やJアラートの訓練が行われていることに反対の声を大にしていきたいと話された。

職場での攻防

 ユニオン習志野、ちば合同労組など3労組から職場の闘いの報告がなされた。カンパアピールをはさんで、初めて参加した千葉県内の教育現場や公務職場の仲間、民間職場で働く仲間の発言が続いた。
 安倍政権の改憲と戦争情勢のもとで、教育現場では労働強化と異常ともいえる教師への締め付けや、平和教育つぶしとの攻防が報告された。心ある教育労働者が危機感を持ってついに闘いが始まった。
 民間職場の女性労働者は、7年前の激しいリストラ・35歳以上の希望退職を拒否して以降、出向や通勤に2時間以上かかる職場への配転、さらには全ての仕事を奪われ「監視」部屋への配属など様々な退職強要が行われた。しかし「孤立しながらも、私は『人活』や『清算事業団』に入れられても闘いぬいた動労千葉の組合員を思いながら」、頑張りぬき、ついに本来の仕事を取り戻したとの報告に大きな拍手が送られた。
 そして内房線と地域を守る会の松苗代表も駆けつけ発言した。
 最後に、星野文昭さんを取り戻そう千葉連絡会の武山さんから「星野さん解放をめぐる攻防は、極めて緊迫した段階。夏から秋の闘いに勝負がかかった」との訴えが発せられた。

今までの枠を超えて

 9・16集会は今までの枠を大きく超える職場や市民が参加し、職場での矛盾や嫌がらせに屈しない闘いが報告され、怒りを解き放つ場になった。
 とくに今回は教育現場から多数の仲間の参加があった。

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 我々は30年来、「国鉄分割民営化は絶対に許さない」と戦争と労働組合破壊に抗する「闘う労働組合のネットワークを作ろう」と呼びかけてきた。千葉の地元でそれが大きく前進し始めていることは、乗務員勤務制度改悪との大闘争を構えているわれわれにとっても心強い援軍だ。9・29~30定期大会を成功させ、11月4日の全国労働者集会・「改憲・戦争阻止大行進」への大結集をかちとろう。
第47回動労千葉定期大会

9月29日(土)13時開会~30日(日)
DC会館