2018年9月5日水曜日

闘いなくして安全なし No.180

http://www.doro-chiba.org/ga/tn180.pdf


乗務員への労働強化反対!
乗務員の命と鉄道の安全を守り抜こう!

拘束時間延長ではなく行路緩和を

 乗務員への労働強化はすでに限界を超えています。乗務中に脳梗塞で倒れたり、泊勤務後に帰宅してそのまま亡くなるといったことが次々に起きています。今年6月には37歳の運転士が乗務中に心筋梗塞で倒れて病院に搬送されました。
 この現実を見れば、行路緩和が必要なのは明らかです。しかし会社は、「拘束時間を延ばして実乗務を増やす」と提案しています。
 しかも、「労働強化ではない」「現行で働かせすぎではない」「全員が健康に乗れる行路にしたら何人要員が必要なのか」「明けで13時退勤でも問題ない」など、効率を優先して乗務員を人とも思わない回答を行いました。
 さらに、明けの後に超勤で短時間行路に乗ってもらう」と平然と口にしています。乗務手当廃止と一体で、殺人的な労働強化が狙われているのです。

職場から団結して声をあげよう

 こんな労働強化が行われれば、乗務員の命と健康が脅かされ、鉄道の安全が根本から破壊されてしまします。絶対に許せません。
 鉄道に働く者の最大の使命は、安全を守ることです。そのためには闘うことが必要です。
 会社・当局は国鉄時代から徹底して労働強化と効率化を狙ってきました。それに対し、労働組合が反撃することで労働時間短縮をかちとったり、攻撃に歯止めをかけたりしてきたのです。会社施策を止める力は現場からの闘いの中にこそあります。
 会社が乗務員勤務制度を根本から改悪・解体しようとする今だからこそ団結して闘うことが必要です。動労千葉とともに闘う労働組合を職場にとり戻そう。ともに声をあげよう。




<乗務員勤務制度改悪の団体交渉での会社回答>

〇「拘束時間の延長を提案したが、7時間10分の労働時間は変えないから労働強化ではない」
〇「現行で働かせすぎという認識はない」
〇「行路によっては一山つくなど実乗務が増える」
〇「(明けで退勤が12時を過ぎる行路は)効率的な行路を組む過程でできる。規定の範囲なら、13時退勤でも問題ないという認識」
〇「突発の場合には、泊り明けの後に超勤で短時間行路に乗ってもらう」
〇「全員が安全で健康に乗れる行路にしたら、どれだけ社員数が必要になるか」

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