2019年12月26日木曜日

外注化阻止ニュース 第459号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka459.pdf


ワンマン運転反対・災害対策を
内房・外房線 守る会が国交省に申入れ

東北本線で5両ワンマン運転

 JR東日本は来年3月14日のダイ改で東北本線黒磯―新白河間の運行列車をE531系5両編成に統一し、全列車でワンマン運転を実施すると発表しました。ワンマン運転の全面的な拡大―車掌削減です。
 千葉でもワンマン拡大が狙われています。地域と安全を犠牲にするワンマン運転に、地元からも怒りの声があがっています。

〝安全対策置き去りで合理化〟

 「内房線と地域を守る会」「外房線と地域を守る会」の2団体は11月28日、国土交通省へ要望行動を行い、 ▼ワンマン運転拡大の撤回 ▼館山直通の快速や館山発着の特急の復活▼台風・豪雨災害などの災害発生時の復旧対策や代替輸送の改善――などを求めました(写真)。
 ワンマン運転に関しては「利便性を損ない、地域の過疎化に拍車をかける」「安全対策が置き去り」「合理化(車掌削減)のため」と指摘し、JRに公共交通機関の使命を果たすよう指導を求める要望書が提出されました。
 また、ダイ改前にJRから地元住民に事前に説明し、理解を得ることを指導するよう要請しました。
 国交省の担当者からは、「地元とのコミュニケーションは必要」「JRは地元の意見を尊重する必要がある」との考え方が示されました。
 ワンマン運転拡大については「JRからの説明は受けていない」と回答しました。
 内房線・外房線と地域を守る会から、今後も地域の活性化と内房・外房線を守るために何度でも訪れる決意が告げられました。両会はJRへの申し入れも行っています。

地域の怒りとともに反対の声を

 JR東日本はワンマン運転の拡大を一方的に進めようとしています。地元の声や生活も鉄道の安全も無視しています。その目的は〝人を減らすこと〟以外にありません。
 JRのローカル線―地域切り捨てに対する地域の怒りは大きくなっています。地域の怒りと一体となってワンマン運転拡大反対、削減された列車復活の声をあげよう。

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