2019年12月25日水曜日

闘いなくして安全なし No.241

https://www.doro-chiba.org/ga/tn241.pdf


3月ダイ改
東北本線黒磯-新白河 5両ワンマン
内房・外房線を守る会がワンマン運転
反対や災害対策等を国交省に申入れ

 JR東日本は来年3月14日のダイ改で東北本線黒磯―新白河間の運行列車をE531系5両編成に統一し、全列車でワンマン運転を実施すると発表しました。ワンマン運転の全面的な拡大―車掌削減に向けた攻撃を許すことはできません。
 千葉でもワンマン拡大が狙われています。地域を切り捨て安全を犠牲にするワンマン運転に、地元からも怒りの声があがっています。

ワンマン運転拡大 「安全対策置き去りで合理化」

 11月28日、内房線と地域を守る会と外房線と地域を守る会は国土交通省への要望行動を行い、ワンマン運転拡大の撤回、館山直通の快速や館山発着の特急列車の復活、台風・豪雨災害などの災害発生時の復旧対策や代替輸送の改善等を求めました。
 ワンマン運転に関しては、「利便性を損ない、地域の過疎化に拍車をかける」「安全対策が置き去り」「合理化(車掌削減)のため」と指摘し、JRにワンマン運転の問題と公共交通機関の使命を果たすよう指導を求める要望書が提出されました。また、ダイ改前にJRから地元住民に事前に説明し、理解を得ることを指導するよう要請されました。
 国交省の担当者からは、「地元とのコミュニケーションは必要」「JRは地元の意見を尊重する必要がある」との考え方が示されました。またワンマン運転拡大については「JRからの説明は受けていない」と回答されています。内房線、外房線と地域を守る会から今後も地域の活性化と内房・外房線を守るために何度でも訪れる決意が告げられました。両会はJRへの申し入れも行っています。

地域の怒りとともに反対の声を

 しかし、JRはワンマン運転拡大を一方的に進めようとしています。地元地域の声や生活も鉄道の安全も無視しています。その目的は〝人を減らすこと〟以外にありません。コスト削減と現場労働者の団結破壊のためだけの施策です。本当に許せません。
 JRのローカル線―地域切り捨てに対する地域の怒りは大きくなっています。地域の怒りと一体となってワンマン運転拡大反対、削減された列車復活の声をあげよう。

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