2020年1月20日月曜日

JR東日本 運転士・車掌 4/1職名廃止 反対します!

https://www.doro-chiba.org/ga/tn243a.pdf


JR東日本 運転士・車掌
4/1職名廃止 反対します!

断固として反撃にたつ!
動労千葉・関委員長が闘いの決意


 新年の決意としてお話ししたいことがあります。4月1日の運転士・車掌の職名廃止に対し動労千葉として断固として反撃にたちあがりたいということです。

鉄道の歴史上初の重大な攻撃

 運転士・車掌の職名が廃止されるなど鉄道の歴史上はじめてのことです。会社は「自動運転も可能」とか、「将来はドライバレス運転にする」と宣伝しています。その時、運転台に乗るのは運転士の資格を持たない「輸送サービススタッフ」だといっています。
 しかし、本当にそうなら、職名を廃止するにしても、ドライバレス運転を実現してからにすればいい。4月1日の時点で、運転士と車掌の仕事が変わるわけではありません。

徹底して闘えば道は開ける

 なぜ今、職名を廃止するのか。
 それは、「乗務員が職名まで廃止されるのか」という形で、JRの労働者全体に「鉄道会社としてのこれまでの常識は通用しない」と突きつけるためです。労働者側の抵抗する力が最も強く、最も象徴的な位置にある乗務員の抵抗力を打ち砕くためです。諦めさせ、抵抗できなくさせ、全JR労働者の権利を根本から破壊しようとしているのです。
 だから職名廃止に対して、決して諦めず、絶対に許さない闘いが必要です。団結を守って徹底して闘い抜けば何かを掴むことができる。闘えば道はひらける。動労千葉はそれを実践してきました。改めて、この道を進もうと訴えたい。
(1月11日、動労千葉旗開き発言の一部)


職名廃止に「反対」の声あげよう!



 運転士・車掌は鉄道業務の中心をなす職種です。JRは乗務員を叩いて鉄道で働く労働者の労働条件を奪おうとしています。労働者の権利破壊は、「鉄道業務の破壊」と一体です。実際、JR東は「鉄道の技術は外部」と公言し、毎年のようにローカル線切り捨てを進めています。職名廃止に、鉄道業務を軽んじるJRの姿勢が表れています。こんなことを続ければ必ず事故に繋がります。私たちは職名廃止を許さず、反対の声をあげます。

3/14ダイ改・改悪乗務員
勤務制度で激しい労働強化


 3月14日のダイ改で、改悪乗務員勤務制度の本格的運用が進められます。
  朝夕のラッシュ時間帯に支社課員などの乗務員ではない者を乗務させる短時間行路を作られ、一般行路には拘束時間延長、乗務時間延長がのしかかっています。千葉でも、習志野運輸区で行路の基本が、津田沼―中野から津田沼―三鷹に延長されようとしています。
 すでに乗務員に対する労働強化は限界です。必要なのは労働強化ではなく乗務行路の緩和です。

無制限なワンマン運転拡大
列車削減で地方切り捨てるな



 JR東日本は3月ダイ改で東北本線の黒磯―新白河間の列車すべてを5両編成のワンマン運転にすると発表しました。同時に、すべての線区、両数の列車をワンマン運転の対象にするとしています。
 目的は車掌削減=「人を減らすこと」だけです。コスト削減と団結破壊です。車掌削減は安全放棄そのものです。そして、地方の列車を「儲からない」と切り捨て続けています。地域の声や生活も鉄道の安全も無視しています。本当に許せません。

あらゆる鉄道業務を外注化
労働者の非正規職化ねらう


 経営構想「変革2027」ではJR本体に鉄道業務を一切残さない構想が打ち出されています。
 駅業務は、「完全別会社化の一歩手前」の段階です。募集要項で「駅希望の方は、グループ各社にご応募ください」とまで書かれています。
 検査・修繕部門でも、「現場に直結した業務」はグループ会社の仕事だとされています。労働者ごと子会社に突き落とし、総非正規職化・名ばかり正社員化を狙う攻撃です。

JRの鉄道業務は「副業」?!
職名廃止は「鉄道会社」放棄


 「 JR九州、完全民営化で鉄道事業が “ 副業化 ”」「赤字なら『鉄道撤退』も選択肢」
 1月12日、Business Journal の記事です。社長自身が鉄道事業について「公共性を根拠に赤字でも事業を続けるべきではない」と語ったとも報じられています。
 JR東が、鉄道業務の中心職種である運転士・車掌を「廃止」しようとしていることは、公共交通機関を担う「鉄道会社」であることを放棄しようとしていることの表れです。

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