2020年1月28日火曜日

闘いなくして安全なし No.244

https://www.doro-chiba.org/ga/tn244.pdf


運転士、車掌は必要だ!
動労千葉乗務員分科会の座談会発言より一部を紹介します。

北嶋 乗務員の仕事は、10年程度で出来るような仕事ではない。ジョブローテーションや乗務員廃止提案に怒りしかない。なんで東労組本部はジョブ提案を妥結してしまったのか。東労組組合員に対する裏切りだ。ほとんどの人が乗務員を続けたくて、一生懸命やっている。
関 会社は東労組解体に向かって突き進んでいる。社友会をつくっている。

「何のために運転士になったのか」


北嶋 あきらめないでほしい。運転士・車掌は大変な仕事でみんな一生懸命やっている。
関 現場の人たちは今の現実を変えたいと思っている。ただ会社はずる賢く声をあげさせない。
北嶋 東労組本部のジョブ提案妥結に反対している人は多い。
 これから会社を支える人たちが嫌な思いをしてやらされる施策って何なのか。「何のために運転士になったのか」と訴えていきたい。
 妥結で諦めるじゃなくて、「ジョブローテーションを元に戻せ。運転士、車掌は必要だ」と強調していかないと。「少子化で乗客が減る、採用できる人が少なくなる」―そんなのいいわけだ。必要なところに必要な人間がいないのが、鉄道の安全運行にとって一番の問題だ。横浜シーサイドライン事故だって人がいれば止められた。
 あまりにも経営陣と現場の考え方が違いすぎている。「運転士は必要ない、車掌は消える職だ」みたいな言い方をしてきたのは会社だ。職場のみんなには声を出してほしい。

「動労千葉があるじゃないか」

関 会社のやっていることは、最終的に「箱物社員」にしようという考え。
北嶋 わかっていても受けいれるしかないと諦めている。「動労千葉があるじゃないか」ともっとアピールしたい。鉄道業務の根幹である乗務員を廃止するってどういうことなのかと。
関 会社の利益のために働かなければ、「運転士・車掌だとしても職場には居られません」というのがジョブローテーションだ。いいと言う奴なんか一人もいない。でも、もう受け入れざるえないと。
北嶋 だから俺たちの出番。乗務員会長を引き受けたのはジョブ提案がきっかけです。4月1日からの「運転士・車掌の職名廃止」はその職で働く労働者の誇りを奪う攻撃です。闘いの声を絶対あげていきたい。

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