2020年10月21日水曜日

闘いなくして安全なし No.281

内房線のワンマン運転問題を考えよう
みんなで知ろう 運転士の仕事・車掌の仕事(9/13)

 

 内房線と地域を守る会
ワンマン運転問題考える会開催
地域の怒りとともに職場から反対の声を


 19月13日、館山市で内房線と地域を守る会主催の「内房線のワンマン運転問題を考えよう―みんなで知ろう運転士の仕事・車掌の仕事―」が開催されました。
 会場では久留里線のワンマン運転を担当している運転士、木更津運輸区の元車掌の方が業務内容を説明しました。また、東北本線・黒磯~新白河間の5両ワンマン運転の現地調査について、運転士が確認するモニターには限界があること、障害者が利用する際の問題点などが報告されました。
 今後も学習会を開催し地域からワンマン問題に声をあげること、JRや国土交通省に要請行動を行うことが確認されています。

地域ないがしろにするJRに怒り


 地域の住民にとってワンマン化や列車削減は切実な問題です。この間、内房線と地域を守る会や外房線と地域を守る会は、1万筆を超える署名提出などを行っています。
 しかし、会社は来年3月から内房線、外房線、鹿島線へのワンマン運転拡大を行おうというのに、未だに地元住民への説明すらまったく行っていません。地域住民を顧みず、一方的に列車削減やワンマン化を進めるJRに対し、深い怒りの声があがっています。

千葉支社団体交渉「4両ワンマン実施」と回答


 JR千葉支社は動労千葉との団体交渉で「木更津~上総一ノ宮間を通しで運行する」「E131系4両でのワンマン運転を行うことがある」「4両ワンマンを行う条件はまだ回答できない」と回答しています。
 会社はコロナ禍に乗じて中編成ワンマン運転実施と木更津~上総一ノ宮間の切り離し・切り捨ての道を開こうとしています。
 鉄道の安全を破壊し、車掌を削減して運転士に全ての責任を負わせ、地域の過疎化に拍車をかける―ワンマン拡大を認めることはできません。地域の怒りとともに、職場からワンマン運転反対の声をあげよう。

<質疑応答での主な意見〉


◆運転士1人になったら乗客の安全はどうなるのか
◆他の地域でワンマン運転に対する意見はどうなっているか
◆JR内の労働組合は何をやってるのか

その他、ワンマン運転拡大・導入への疑問や反対の声が相次いだ

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