2020年10月7日水曜日

闘いなくして安全なし No.279


コロナ禍鉄道赤字
 欧州は政府が鉄道支援
赤字口実に労働者へ矛盾おしつけるな

深澤社長 320億円相当の配当を発表

 深澤社長は21年3月期は1株100円の配当予定だと発表しました。20年3月期比で単純計算すると配当金は約326億円に相当します。
 一方、労働者には年末手当の削減など、「赤字」を口実に様々な形で矛盾を押し付けようとしています。
 鉄道は公共交通機関であり、社会的インフラです。株主利益や金儲けのためにあるのではありません。
 欧州における鉄道赤字の対応について紹介します。

【フランス】地方ローカル線の再建含む財政支援

・政府は9月3日、約5775億円の財政支援を用意する意向を示した。
・地方ローカル線の再建、貨物輸送強化のサポート、立体交差化による踏切の除去、夜行列車運行再開へ向けた準備金なども含まれる。
・鉄道インフラ救済と環境対策のための支援。

【ドイツ】環境対策含む1兆円超の支援検討

・政府が24年までの間に約1兆3500億~1兆6500億円の支援を検討。
・鉄道インフラ救済と環境対策のための支援。

【オランダ】経済支援を強く要求・外国鉄道運営の子会社は各政府の支援・救済策で黒字

・2020年上期の損失額が227億円に到達。
・ロックダウン期間中の利用客数は通常の10%程度まで減少。解除後も40%前後で推移。
・政府に経済支援を急ぐよう強く求めている。
・ドイツ・イギリスで鉄道を運営する子会社は、各政府からの支援や救済策で黒字。

【デンマーク】政府が11億円超の緊急支援を決定

・2020年上期に約100億円の損失と報告。年末までに赤字は165億円に到達する予想。
・ロックダウンによって前年同月比80%の減収。
・政府は緊急で約11億2200万円の財政支援を行うことを決定。
・将来的な金融枠組みの交渉を政府と行う方針。

【ベルギー】政府に早期の資金調達を促す

・ロックダウン期間中は通常時の9・7%まで利用客数が減少。解除後の乗客は通常の約半分。
・前年同月の約54億4300万円の黒字から、約187億円の赤字へ悪化。赤字額は年末までに368億円に達する恐れ。
・政府に対して早期の資金調達を促している。

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