2021年7月20日火曜日

闘いなくして安全なし No.314


駅要員46名削減提案
「柔軟な働き方」で要員は減少、業務は拡大


 JR千葉支社は駅の業務体制変更と46名の要員削減を提案してきました。
 内容は、①舞浜、西船橋、千葉、成田空港駅で主に乗客案内のために配置されたサービスマネージャーの仕事を「作業ダイヤの柔軟化」で他の駅員によって行う、②乗客減少や窓口以外での切符販売の拡大を理由に18駅でみどりの窓口の営業時間短縮・廃止をするというものです。
 提案では、「駅業務の変革」と称して出改札業務、輸送業務を縮小するとしています。
 同時に、「業務領域、業務内容の拡大」「生活サービスと融合」により、「新たな価値創造・収益拡大につながる」としています。

鉄道業務削減し「収益拡大」優先

 5月の「現業機関における柔軟な働き方」提案に先立ち、4月に「駅の変革のスピードアップ」なる文書が出されました。そこでは「常に改札窓口に立っている状態を減らす」「駅社員がホームにいない仕組みを構築」「車いす案内の削減(ホームの段差・隙間解消等)」「通常業務として様々な企画業務に取り組む」などと打ち出されています。
 列車と乗客の安全を守り、乗客を案内し、輸送混乱や災害時に備えるという駅の最も重要な仕事ではなく、「価値創造」「収益拡大」こそが重要だという会社の姿勢を許すわけにはいきません。
 それは、「柔軟な働き方」提案でも同じです。鉄道の様々な職種や仕事の専門性、技能、経験などを軽視して、「乗務員と駅業務、生活サービス業務を融合する」「すべての現業機関の職名を廃止する」など絶対に許せません。
 会社の鉄道会社であること放棄するような攻撃を阻止する道は、闘う労働組合を職場に取り戻すことです。


◯サービスマネージャー見直し(10/1実施)

舞浜、西船橋、千葉の3駅は廃止
成田空港駅は長日勤→7H勤務に変更

 ◯窓口営業時間短縮(10/1実施)

錦糸町、新小岩、小岩、市川、本八幡、
西船橋、船橋、津田沼、稲毛、千葉、
四街道、舞浜、新浦安、木更津、成田、
成田空港の16駅

◯みどりの窓口閉鎖(11/1実施)

成田駅、姉ヶ崎駅の2駅
⇨総計46名の駅要員削減

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