2021年7月29日木曜日

外注化阻止ニュース 第539号


小浜線・越美北線地元
「到底受け入れられない」
JR西日本が大幅な減便計画を発表

 JR西日本は10月ダイ改で全社130本規模の減便計画を発表しています。沿線自治体から反対の声が上がっています。JR各社の減便・廃線の動きに反対の声をあげよう。

小浜線・越美北線約2割の削減計画


 JR西日本は小浜線、越美北線の減便案を地元自治体に明らかにしました。小浜線は敦賀―小浜間、小浜―東舞鶴間で計10本、越美北線は福井―越前大野間で3本削減という計画で、削減率は約2割です。
 計画発表に先立つ7月16日には、福井県知事
らが便数維持などを求める要望書を提出しています。住民の重要な交通機関であり、「地元にとって到底受け入れられない」と訴えが出ている中で減便案が打ち出されたのです。

地域の切り捨ては許されない

 7月17日には赤羽国交相が芸備線について「安易に廃線なんていうことはしないでくれ」と述べています。車イスの方の「交通権」をめぐる裁判が起こされるなど、高齢者や障害者、地方切り捨てへの反対の声が高まっています。その中で、国も〝安易に切り捨てるな〟と言わざるを得ない状況です。
 JR東日本は駅要員の大幅削減や大規模なワンマン運転拡大など、地域切り捨ての施策を進めています。「公共交通機関としての使命より利益優先」などあってはなりません。

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