2012年9月11日火曜日

動労水戸 10・1外注化絶対反対!

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出向事前通知を許さず闘おう!
このまま10月1日を迎えていいはずがない!

10・1外注化を阻止しようと訴える照沼靖功組合員のアピールを掲載します。

外注化の必要性はない!

 動労水戸はJR水戸支社と8月21日、30日、9月4日、6日と計4回の団体交渉を行い、外注化が本当に必要なのか徹底追及しました。しかし会社の回答はどれも無責任で全く方向性が見えないものです。
 会社は「エルダー社員の技術力・ノウハウを活かす」と言いながら、今後3年間で退職する人の数は約15名、本当にエルダー社員の職場を確保し技術を継承するのが目的なのでしょうか。しかも、全ての退職者がエルダー制度を希望するという保証もないのに、10月1日にこの施策を実施する必要性がどこにあるのでしょうか。業務を請け負うだけの体制も体力もない水戸鉄道サービス(以下MTS)に業務委託して、出向者で体制を整えることが、「エルダーの働く場の確保・技術継承」だと言うのでしょうか。これではただ仕事をしに行くだけの「労働者派遣」、人件費削減でしかありません!

出向の必要性は全くない!

 さらに会社は「出向社員にはプロパー社員(MTSが雇用する労働者)の育成を担ってもらう」と言っています。しかし、そのプロパーはいつ入ってくるのでしょうか?会社は、現在の検修での採用者数、今後のプロパー社員の採用計画すら把握していません。しかも、回答はどれも勝田のことばかり。水戸・土浦・大子の3箇所に至っては全く考えていません。さらに検修業務の土台となる交検は、MTSの労働者をJRに逆に出向させて訓練する(逆出向させる)とまで言っています。JRからの出向者はどうなるのでしょうか。戻れる場所もはっきりしない出向に何の意味があるのでしょうか。こんな回答の繰り返しで、到底納得できるわけがありません。動労水戸はこんなインチキを絶対に認めません!

「嫌なものは嫌」と言おう!

 今もJR西日本ではどんどん外注化が進められ、入社直後から出向の繰り返しという事態になっています。それと同じことをJR東日本もやろうとしています。業務委託を拡大し本体業務を縮小させる。その先にあるのは出向の繰り返しどころの話しではなく、給料も労働条件も異なる別会社への「転籍」です。そんなことを許していいはずがありません。
 今、現場労働者から挙がる意見は「絶対反対」や「労働条件が今と同じなら別にいいか」という声、「出向は嫌だけどしょうがない」という意見など様々です。ところが、職場説明会を見て下さい!会社側はどんな意見に対してもまともな回答を何一つしていないし、できていません。逃げ回ってその場を切り抜けようとするばかりです。出向先での労働条件も、給料も、本当にJRに戻って来られるのかも、わからないことだらけです。こんな会社の説明に誰も納得していません。ここで諦めずに現場の怒りの声が一つになった時こそ最大の反撃が始まります。しかし、それを抑えつけてきたのが御用組合、特に東労組の幹部です。彼らは現場の反対の声を抑え込んで「何事もなく10月1日を迎える」ことばかり考えています。そもそも、「10月1日実施」を引き出したのは誰か?何を隠そう東労組幹部です。連日団体交渉を行い、本社・本部間で妥結しました。そんな組合にいて将来の展望が見えるでしょうか?こんな組合に従い続ける意味があるのでしょうか?
 最後まで諦めることなく堂々と闘いぬけば、会社の計画であっても中止させることは可能です。動労水戸は出向の事前通知の期限の9月14日にストライキに入り、絶対反対の意思を会社に叩きつけます。同時に、出向差し止めの提訴を東京地裁に行いました。10月1日までと期限まで勝手に決められたデタラメな会社の計画に、労働者が黙って従う必要があるのでしょうか。「嫌なものは嫌」と堂々と主張し、今まで通りの職場で、同じ仲間と同じ仕事をしていくために、私たちと共に闘おう!

動労水戸に結集し共に闘おう!

 東労組から脱退した羽部さんは運転士の中から「外注化絶対反対」で動労水戸に加入しました。彼は「労働者を守るのが労働組合!」と言っています。これが労働組合の本来あるべき姿なのです。現場の怒りの声を抑えつけ出向に出すのが本当に労働者のためになるのでしょうか。先の見えない出向、必要性も明らかにできない施策。そんなことは絶対に認められません!
 今こそ、現場から最大の反対の声を!そして、動労水戸に結集し共に闘おう!