2012年9月25日火曜日

動労水戸 公然と外注化反対の反乱続々

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公然と外注化反対の反乱続々
外注化止めるトドメの一撃を!

 動労水戸は9月26日、10・1外注化絶対反対の第4波ストライキに起ちます。前回のストライキでは、2名のスト代務をめぐり、多くの職場の仲間がスト破り代務を拒否し、ストを応援してくれた!普段は「会社の命令に従うことが当然」とされている労働者が、自分たちの意思で会社の命令を拒否し、職場の仲間や鉄道の安全を守るために行動したのは、「労働者は会社のコマではない!」という怒りが爆発したからではないだろうか?職場の仲間を守り抜き、さらには鉄道や乗客の安全を守るため、9月26日のストライキを共に闘い抜こう!

会社の無準備・無責任!
現場は大混乱必至!!

 今回の外注化提案で会社は「安全を大前提に」と言っている。しかし10月1日まで1週間を切っているにも関わらず何も準備できていないではないか!今週行われようとしている社員説明。たった1時間の説明で何を教えられるというのか。ロッカーや休憩室、工具等にしても、このまま10月1日を迎えれば現場が混乱するのは明らかだ!
 本体に残る方の訓練についても、例えばこれまでは半年かかっていたものを「2時間で充分」とまで言っている。現場の仕事を何だと思っているのか?こんな状況で外注化を強行すれば、現場は大混乱、重大事故も起こりかねない!「大前提」としている安全を欠いた外注化など即刻中止すべきだ!
 横浜支社では出向対象の青年全員が「苦情処理」を申請し、10月1日に間に合わないという事態になっている!千葉支社ではついに管理職までもが「10・1外注化は無理」と言い出している。JRで働く誰もが外注化の必要性に疑問を感じ、会社の無責任な施策に怒っているのだ!

労働者の切り捨て許すな!

 会社は今、現場から溢れる怒りに対して完全に対応できなくなっている。なりふり構わずウソやデマをふりまき、動労水戸と他労組の仲間を分断するどころか、職場で共に働く仲間との絆をも分断しようとしている!今まで同じ仕事をやってきた人間を「本体労働者」と「出向労働者」に分断し、仲間意識を壊す…。まさしく国鉄分割民営化の時と一緒ではないか!国労を解体し、労働運動・仲間の絆を壊すことで多くの自殺者と度重なる事故を生み出した。そんなことを繰り返していいのだろうか?金儲けのために人件費を削り、労働強化を強いた結果、グループ会社での死亡事故や傷害事故が絶えず発生しているではないか!今回の外注化は「検修・構内業務全面外注化」への第一歩、いわば「第二の分割民営化」ということだ!こんな労働者切り捨てを絶対に許してはいけない!

冗談では済まされない!

 会社は「出向期間は3年」「出向期間後は基本的には元の職場に戻す」と言っているが、今回の施策で構内業務は全て業務委託される。3年後、戻る職場がどこにあるというのか?運転士向けの説明会に出席した羽部圭介組合員の「出向者が3年後に戻ってきたら誰が代わりに行くのか?」という質問に対して、会社は「わからない」としか答えられなかった。「若年出向者は戻ってきても仕事がないのでは」という質問に対しても、会社は「どうなるんだろう…。一部の仕事は本体に残るけど…この場ではわからない」と言葉を濁すのみ。さらにある現場長は説明会の中で動労水戸組合員に対し「○○さんは口がうまいから営業も向いているんじゃないか」と口にした。それを団交の場で追及すると会社は「冗談で言ったのだと思う」と回答。「冗談でも仮にも現場長がそんなこと口にしていいと思っているのか」と追及すれば、「でももう言っちゃったことだ」と開き直る!社員の将来をもまともに考えられない。そして、そんな会社と癒着し生き残ろうとする組合幹部。こんな連中に我々の将来を任せていいのだろうか?「反対ばかり言っていても仕方ない」という一言で済まされていいのか?

労働者は総団結しよう!

 我々の闘いはJRの中だけでは収まらない。同じ仕事をしていても、JRからの出向社員と、MTSのプロパー社員では給料が全く異なる。それでも同じ仕事をやらされれば、低賃金の人は自ら仕事を辞めてしまう。その結果、青年失業率は4割にも膨れ上がり、非正規雇用が拡大している!検修・構内業務全面外注化は、この現状に拍車をかけることになる。低賃金でモノのように扱われ、しまいには首を切られる。そんなことを許していいわけがない!先月動労水戸に加入した羽部君は、運転士の中から「外注化反対」「労働者を守るのが労働組合」と訴えている。それだけ外注化の問題は大きい、今の社会に労働者を守る労働組合が少ないということではないだろうか?だからこそ、我々動労水戸と共に闘うことを選択したのだ!今こそ、全ての労働者は団結して闘おう!9月26日、動労水戸のストライキに結集し、検修・構内業務全面外注化を阻止しよう!