2018年4月26日木曜日

闘いなくして安全なし No.162



社長自ら大合理化を宣言
乗務手当廃止阻止へ職場に闘う組合を

 4月1日、JR東日本・深澤新社長名での声明が発表されました。具体的な合理化構想まで述べる異例の内容です。これまで東労組との関係で押し隠されてきた攻撃をすべて表に出し、一挙に進めるという〝宣戦布告〟です。

社長声明で〝乗務手当廃止宣言〟

 ついに社長自ら〝乗務員をはじめ勤務制度を変える〟と表明したことは極めて重大です。そこに乗務手当廃止が含まれていることは間違いありません。会社は〝技術的には無人運転も可能なのに乗務員に特別に手当を払う理由はない〟としてきました。これからは公然と乗務手当廃止へ動き出すということです。
 乗務員には携帯で動画や写真を撮影されるなど常時監視状態での乗務や、長大行路やロングランといった限界を超えた労働強化が強制されています。そして、早朝や深夜など不規則な勤務の中、大勢の乗客の命を預かって列車を運行しています。
 乗務員がどれほど神経を削りながら安全を守っているのか。会社はそれをまったく顧みずに切って捨てようというのです。

乗務員ふくめ別会社化・転籍強制


 この問題は、単に手当が削減されるということに留まるものではありません。乗務員という仕事の位置づけを変え、分社化・転籍強制までの道を開こうという攻撃です。
 それはあらゆる鉄道業務の完全別会社化への道でもあります。乗務員を突き落とすことを通して、JR・関連会社で働くすべての労働者の権利を奪い尽くそうという攻撃です。

職場に団結と闘う組合とり戻そう

 〝職場・組織の再編〟と、JR体制の大再編も打ち出されています。東労組との間では、〝地域毎に分社化して支社再編〟という構想まで話し合われていたのです。
 社長自ら凄まじい大合理化攻撃を宣言してきました。この攻撃に立ち向かう力は、現場労働者の団結した力です。会社の攻撃を組合員にさえ隠して、幹部の保身に走る東労組の在り方はもう通用しません。職場に必要なのは闘う労働組合です。すべての仲間は、今こそ動労千葉に結集して、ともに闘おう。
組合加入等のお問い合わせは、
国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)まで