2018年5月11日金曜日

闘いなくして安全なし No.165


監視カメラ・乗務手当廃止やめろ!
尼崎事故を繰り返してはならない

 4月25日、尼崎事故(JR福知山線脱線事故)から13年がたちました。

付け恐れ、107名犠牲の大事故

 JR西日本は「稼ぐ」を第1スローガンに掲げ、営利優先の過密ダイヤとスピードアップ、「日勤教育」による乗務員への激しい締め付けを行っていました。
 運転士は締め付けへの恐怖にかられ、わずかな遅れを取り戻そうとスピードをあげました。
 かつては「制限速度の2倍出しても脱線しない」といわれていました。
 しかし、スピードアップとコスト削減のために軽量化された車両は脱線し、マンションに激突。107名の命が犠牲にされる大事故が引き起こされてしまいました。
 事故の原因は、明らかに安全より利益を優先し、乗務員を徹底的に締め付けたことです。

安全を守るため、職場に闘う組合を


 JR東日本は「職場規律の厳正」などといって乗務員詰所への監視カメラ設置を強行しました。休憩中までカメラに監視されて緊張状態が続けば、事故を引き起こす原因になることは明らかです。会社は鉄道の安全より乗務員の監視、締め付けを優先しているのです。
 また、乗務手当廃止にも乗り出しています。「無人運転も可能なのに乗務員に特別に手当を払う理由がない」と乗務員の仕事を徹底的に軽視し、外注化・転籍まで狙う攻撃です。
 会社は、利益のために鉄道の安全も労働者の権利も踏みにじろうとしています。もの言えぬ職場にして、好き勝手に大合理化攻撃を進めようとしています。この攻撃に対抗して鉄道の安全を守るために必要なのは、闘う労働組合です。動労千葉とともに闘おう。

組合加入等のお問い合わせは、
国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)まで

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