2018年11月16日金曜日

闘いなくして安全なし No.190

http://www.doro-chiba.org/ga/tn190.pdf


千葉運輸区長 エルダー運転士を
侮辱する「見極め」やめろ

 千葉運輸区では、エルダー運転士になる人が、「知悉度の確認」と称して40ページにわたる用紙への記入が強制されています。内容は見習時に行うものと同じものです。
 このことについて千葉運輸区長は、「運転士として最低限必要であり、新人の登用と同じことをやってもらう」と言っています。
 40年にわたって本線で乗務を続けてきた運転士への敬意も信頼も感じられません。ただただエルダー運転士を侮辱するだけの行為を許すわけにはいきません。

〝知悉度の確認〟など全く不要

 そもそも、こんな形で〝見極め〟なるものが行われているのは千葉運輸区だけです。
 エルダー運転士を本人が希望し、会社も必要だと判断したのです。
 それ以上に、〝知悉度を確認しなければ乗務できない〟といった条件などは全くありません。
 40年にわたって本線運転士として乗務し、退職日まで乗務を続けてきた。そして、また明日から乗務するというだけのことです。一定期間、乗務から離れていたわけでもありません。あえて見習時の〝見極め〟をする必要などありません。他区で行われていないことのほうが当然の対応です。
 しかし、千葉運輸区長は「合格しなければ乗務させない」「これから全区でやる」とまで言っています。全く不要な〝見極め〟を強制してエルダー運転士を侮辱するパワハラ行為そのものです。

侮辱行為に怒り―職場に闘う組合を


 こんな行為をこれ以上許すことは絶対にできません。すでに職場から怒りと抗議の声がわきあがっています。
 会社が「東労組解体」に向けて本格的に乗り出したのは、怒りの声が一切あげられない職場にするためです。そして、全系統の分社化や転籍強制など、あらゆる攻撃を一気に推し進めるためです。乗務員勤務制度改悪はその最大の突破口に位置付けられています。
 だからこそ〝パワハラ行為〟に職場から反撃することは重要な意味があります。現場から反撃し、闘う労働組合を取り戻そう。

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