2018年11月9日金曜日

闘いなくして安全なし No.189

http://www.doro-chiba.org/ga/tn189.pdf


乗務員勤務制度改悪反対の声あげよう
輸送サービススタッフ 行き先地で駅業務!?

 JR東日本は動労千葉との団体交渉で乗務員の将来像や「輸送サービススタッフ」のイメージについて、驚くべき回答を行いました。

乗務しながら駅業務!?
組合 輸送サービススタッフはイメージは?
会社 系統の壁を取り払った社員。行き先地で輸送サービススタッフが駅業務を行っても問題ない。車掌、運転士、車両という職名がなくなるかもしれない。
会社は、「乗務しながら行き先地で駅業務」といった形まで打ち出しています。「多様な働き方」の名の下に、極限的な労働強化と人員削減を狙っているのです。

「不安に思うことは良いことだ」
組合 この時点で示す意味は何か。
会社 「私は車掌だが将来どうなるんですかね」という声も聞いた。問題意識を持ってもらった。会社として目指す方向性を発信した。未来永劫、会社がなくならない、自分の仕事が続くと思っていたらダメ。
組合 不安をあおっている。
会社 不安が問題意識という意味ならば、いいことだ。
組合 今の仕事へのモチベーションにはならない。運転士も車掌もなくなるという提案は認められない。
会社 あくまで考えてもらう材料だ。自動運転も今の法令ではできないが、技術革新が進めば鉄道でもできる。そうすれば乗務 員の仕事も緩和される。
組合 仕事自体がなくなるということではないか。不安をあおる将来像の提示だ。
さらに、乗務員が将来を不安に感じていると話したことさえ、「問題意識を持ってもらった」「良かった」とまでいっています。
 乗務員の将来をもてあそぶことが、鉄道の安全を守ることになるでしょうか。その目的は結局、合理化と金儲けです。こんな会社のあり方を許すことはできません。

闘う労働組合を職場に取り戻そう

 会社がここまで好き勝手な回答をしていることは、東労組解体を本格的に開始したことと一体です。乗務員勤務制度改悪を突破口にして、もの言えぬ職場を作り、あらゆる施策を推し進めようとしているのです。
 この攻撃を止める最大の力は、現場の労働者一人ひとりが声を上げることです。動労千葉とともに職場に闘う組合を取り戻そう。

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