2015年6月18日木曜日

外注化阻止ニュース 第199号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka199.pdf


CTS 夏期手当
要求無視の低額回答
低賃金で退職せざるを得ない現実を無視

 JR千葉鉄道サービス(CTS)は6月10日、2015年度の夏季手当に関する回答を行いま した。
 動労千葉が要求した3・5カ月(嘱託、契約、パートについては社員基準に準じた支払い)を拒否した低額回答です。
 しかも「一時金」は、昨年より5000円も減額となっています。
 回答にあたりCTSは、「増収減益で厳しかった」「現場での努力に報いるために会社として努力した結果、昨年度と同様の内容を確保」、一時金の減額は「利益が上がらなかった」と弁明しています。

JRによる委託費の抑制

 しかし、CTSが言う「利益」とはなんでしょうか? JRからの委託費のことです。委託費をJRが徹底的に安く抑えているから安い賃金が強制され、夏・冬の手当も低額で押さえられているのです。
 CTSの現場では、低賃金の中で、夏になれば熱中症で倒れる労働者が出るほど働かされています。この間、低賃金で生活できないため「仕事と賃金がまったく合っていない」と複数の労働者が辞めています。

高給取りの天下り管理者


 他方で、業務の実態も満足に把握できていないJRからの天下り管理職が信じられないほどの高給を得ています。60歳を超えた労働者は最低賃金ギリギリの時給820円で働いている状況との格差は明白です。
 生活できる賃金と期末手当の獲得に向けて、職場の怒りを結集して闘いに起ち上がろう。動労千葉に加入してJRとCTSによる低賃金の強制を打ち破ろう。

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