2015年7月3日金曜日

外注化阻止ニュース 第203号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka203.pdf


〝車両清掃の要員増を要求〟
高崎線・籠原で署名運動広がる

でたらめな会社に我慢も限界

 上野東京ライン開業で作業量が大幅に増加したJR高崎線・籠原(埼玉県)の清掃職場では、「車両清掃の要員を2チーム(6人)増員とすること、大幅な賃上げを実現すること」の2点を求める署名運動が広がっています。

「業務量の変化ない」の大嘘

 3月ダイ改で上野東京ラインが開通し作業量が大幅に増加したにも関わらず、JR高崎サービス(TTS)は「業務量の変化はない」と開き直ってまったく対策を取りません。夏の暑さが迫る中で要員を増やさなければ熱中症が続出しかねない状況です。
 3月4日に示されたTTS籠原事業所の構内作業向けの「ダイヤ改正の概要」という説明資料には〈併合本数では平日+9、休日+6、分割本数では平日+9、休日+7〉と明白に書いてあります。
 車両清掃向けの3月14日付「清掃作業ダイヤ等」の「ダイヤ改正現改比較」には、日常:平日昼+15、夜-5、簡易:平日昼+40、夜-5、補水:平日昼間+34、夜+1、駅折れ:平日昼+15と書かれています。
 何をもって「業務量の増減はない」「清掃両数は減」というのでしょうか。

動労連帯高崎が会社に要求書

 動労連帯高崎(写真)はこの署名運動に賛同して、TTSに要求を突き付け、団体交渉を開始しています。本来、こうした要求行動は労働組合が率先して取り組むべき問題ですがTTS労組が何もしません。
 要員増も、大幅賃上げも、労働者にとって譲れない要求です。過労や低賃金で職場を辞める人が出れば、現場はもっと過酷な状況になります。やはり職場の労働者が力を合わせて状況を変えることが大切です。

小田原では動労神奈川の闘い

 4月には小田原では動労神奈川が結成されました。JR環境アクセスの清掃労働者の労働組合です。コスト削減のため管理職は「清掃しないまま折り返して構わない」と指示する状況に対して労働組合ができたのです。

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