2016年8月10日水曜日

日刊動労千葉 第8143号

運転士の最大の使命は、安全を守ること
迷わずカーテンを閉めよう!

千葉支社は、確認内容を職場に周知しろ
安全の問題は曖昧にできない


 この間、一部乗客が乗務員を背面から撮影しインターネットにあげ、その一挙手一投足を問題視するといった心ない行為が横行している。
 マスコミの運転士叩きの報道が相次ぎ、会社も積極的に報道させて乗務員への締め付けに利用している。さらに会社自身も乗務員の背面監視を行ったり、「運転士に肖像権はない」と現場管理者が発言するなど、断じて許すことのできない対応を続けている。運転士がどれほど切羽詰まった状態に置かれているのか。このままでは重大事故が起きかねない状況だ。05年4月の尼崎事故は、乗務員への締め付けが運転士を精神的に追い詰めた結果だった。そして、107名の乗員・乗客の生命が奪われたのだ。
背面監視の問題は、鉄道の安全に直結する問題だからこそ、絶対に曖昧にすることはできないのだ。




千葉支社と団交で確認した内容 

1 安全上支障がある場合、指令に連絡し た上で、運転士の判断でカーテンを閉め ても構わない。
2.背面からの撮影を禁止する旨のステッカーを貼る等の対策を検討する。
3.インターネット上の不適切な画像や映 像に関しては、本社危機管理室が対応し ており、今後も削除等を要請していく。

日刊動労千葉 第8143号へのリンク