2016年8月25日木曜日

日刊動労千葉 第8149号

「眠気でオーバーラン」―ダイ改合理化の結果
乙行路の長大化やめろ!

http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2016_07_12/n8149.htm
 「オーバーラン続発」。異例の大きさでJR職場の現実が報道がされている(8月3日付・千葉日報)。
 千葉支社は「体調チェックは徹底している。睡眠時間も確保されており問題はない」「安全上の問題はなかった」として、運転士個人に全責任を転嫁しようとしている。一体どの面さげてこんな言葉を発することができるのか!
 現在の乗務行路・労働強化が人間の生理的限界を超えているから、こういうことが起きるのだ。運転士が日々乗務しながら感じている仕事のきつさとは真逆のことをマスコミに向けて平然と言えるこの感覚は一体何なのか!
 そこにあるのは自己保身だけだ。運転保安を確立するためには何が求められているのか真剣に考えようという姿勢は微塵もない。
 新聞報道ですら、「運転士は勤務日程が不規則な上、目への負担が大きい。信号機と速度計を交互にチェックするので、目の消耗は激しい。睡眠時間を十分に取っても疲労は蓄積している」という識者の声を掲載し、JRの経営姿勢を批判している。
運転士への事故責任の転嫁を許すな。裁かれるべきはJRだ。

日刊動労千葉 第8149号へのリンク