2017年9月30日土曜日

日刊動労千葉 第8342号

市東さんの農地を守ろう!
第3滑走路粉砕!
安倍政権打倒!
10・8三里塚へ
成田市東峰 反対同盟員所有畑
 12時~集会開始
 15時~市東さんの畑までデモ行進
http://doro-chiba.org/nikkan_dc/n2017_07_12/n8342.htm

 来る10月8日(日)、「第3滑走路建設粉砕!市東さんの農地を守ろう!朝鮮侵略戦争阻止!戦争と改憲の安倍政権を打倒しよう!」、三里塚芝山連合空港反対同盟は現地全国総決起集会を開催します。
 この集会は、動労千葉の一番の理解者であり続けてくれた故北原鉱次事務局長(8月9日に95歳で逝去)の闘魂と遺志を受け継ぎ、労農連帯のさらなる強化と新たな三里塚闘争を開始する集会です。三里塚・ジェット闘争は動労千葉の原点です。全力で結集しよう!

「これ以上の騒音はもうごめんだ」


 政府とNAA(成田国際空港株式会社)は、第3滑走路を造ろうとしています。これは、B滑走路(3500m)に直列で新たに3500mの滑走路を造るというもので、B滑走路と第3滑走路の間も数キロあり、実際には10キロ=1万mになるというものです。その影響は成田の房総半島のど真ん中から、外房九十九里の海まで及びます。
 開発計画的に言っても破綻的で、この計画は生活することができない騒音地獄と、住民追い出しの修羅場のような現実を強制しようとするものです。
 今、「これ以上の騒音はもうごめんだ、地域破壊を許さない」と、芝山の南の方から横芝にかけて広範囲な形で自主的な反対運動が起きています。新たな三里塚闘争が始まっています。

「選択と集中」 =地方切り捨て

 この空港機能拡張問題は、「国家にとって付加価値を生まない都市、外貨獲得能力を持たない都市は淘汰する」「すべての町は救えない」という「選択と集中」路線そのものです。最大の切り捨ての対象となっているのが地方の住民です。
 小中学校の設置基準が緩和され、毎年500校がつぶされ、1600キロのバス路線が廃止に追い込まれ続けています。学校、公共交通、病院、上下水道、電気・ガス、社会的インフラすべてが破壊されようとしています。こうした事と一体で第3滑走路建設があるのです。

今こそ「大地の乱」を

 安倍首相が解散・総選挙を打ち出しました。戦争のできる国をつくるための反動的クーデターです。アベノミクスは崩壊の瀬戸際にあり、株価と為替はいつ暴落してもおかしくはない、これが安倍政権を戦争と改憲へ突き動かしているのです。
 国鉄分割・民営化こそは戦後最大の改憲攻撃でした。当時、青年部のヘルメットに書かれていたのは「中曽根打倒!」「三里塚・国鉄決戦勝利!」のスローガンでした。三里塚闘争は国鉄闘争と一体で闘われてきたのです。これが30年間、改憲を許さなかったのです。
 戦争だけは許さないという広範な怒りの声と結び付き、館山における闘いのように、ローカル線切り捨て・地方切り捨てに対する地域の怒りの声と結び付き、大反乱を組織する時です。
 国家権力との非妥協的な闘いを貫いてきた三里塚闘争、その思想をよみがえらせ、労働運動の変革をめざした闘いと一つになり、新たな「大地の乱」を開始しよう。10・8三里塚現地へ!

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