2017年9月9日土曜日

闘いなくして安全なし No.134

http://www.doro-chiba.org/ga/tn134.pdf


木更津 成田 エルダー配置の条件あり
ウソをついてまで乗務員含めた別会社化に
エルダー利用

 JRはこの間、「CTSからエルダー社員を配置する勤務種別がない旨の回答があった」などとして、エルダー社員の外周地域への配置を拒否してきました。しかし、それが完全なウソであったことが暴かれました。

「JRから要請あれば調整する」


 動労千葉は、このことについて8月30日、CTSとの団体交渉を行いました。そのやり取りは、次のとおりです。
組合 エルダー社員の外注地域への配置について、どのように考えているのか。外周地域については、常時、要員を募集している現状がある。CTSでは昨年160人採用して、160人が退職している。
CTS 外周地域へのエルダー社員の配置を拒否しているわけではない。外注地域の事業所のうち、館山、鴨川、一ノ宮、銚子については、フルタイムで働く作業ダイヤは主任など一部で、あとはパート等。エルダー社員を入れるフルタイムのダイヤがないため、現状では入れることが出来ない。
一方、木更津と成田については、以前もエルダー社員がいた実績があり、フルタイムの作業ダイヤもある。エルダー社員を配置できる。あとはタイミングの問題。
組合 エルダー配置について、木更津や成田の希望があった場合、JRからの要請に基いて調整を行うということでいいのか。
CTS JRからの要請があれば調整する。
分社化・転籍強制阻止の闘い

 つまり、JRはウソをついてまで外周区へのエルダー配置を意図的に拒否したのです。
 これは、乗務員を含めた全面的外注化、分社化・転籍強制に乗り出すための攻撃です。 それまでの間の矛盾を乗り切るため、エル ダー制度を利用しようというのです。
 「エルダー社員の会社における業務範囲拡大」提案では、エルダー社員も乗務員として 現役と同じように乗務させることがあるとし ています。会社は「外周地域に雇用の場はな い」とすることで、現役でも過酷な乗務員勤 務を続けるか、遠距離通勤を選ぶかの二者択 一を迫ろうとしているのです。
 こんな悪辣なやり方は絶対に許せません。

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