2017年9月27日水曜日

外注化阻止ニュース 第339号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka339.pdf


全社員の一律・大幅賃上げを
千葉県の最低賃金26円の引き上げ

 千葉県の最低賃金(最賃)が10月1日から868円に引き上げられます。
 これにより、①銚子・一ノ宮・鴨川・木更津・館山の各事業所、鹿島神宮作業所での試用期間の時間額(840~850円)、②60歳以上の人の試用期間の時給額(大半の事業所が現在850円)が最低賃金に抵触します。

JR東日本は空前の黒字なのに

 動労千葉は、全国平均で約3%の最低賃金の引き上げに対応して、「最低賃金に抵触する職場だけでなく、全員の賃金の一律引き上げ」を申し入れ、8月30日に団体交渉を行いました。
 そもそも、最低賃金の引き上げのたびに対応を迫られること自体がとんでもない話です。親会社であるJR東日本は空前の黒字を更新しています。にもかかわらずグループ会社に対しては最低賃金スレスレの低賃金を強制しているのです。JRとCTSは、全員の一律・大幅賃上げを直ちに行え!

時給1500円は最低限の要求

 動労千葉は今年の春闘で「時給1500円」を掲げました。世界中で「最低時給15㌦=1500円」の要求が大きく広がっています。
 CTSでは毎年、3分の1が退職して入れ替わっています。募集しても人がなかなか来ません。採用されても働き続けられない。その結果、どの事業所でも慢性的な要員不足となり、残った労働者が労働強化に苦しむ。あまりに低い賃金が元凶であることは明らかです。

深夜早朝手当の地域格差の改善を

 作業手当、福利厚生面においても、CTSでの現状を放置することはもう許されません。
 CTSは、住宅手当、扶養手当を全社員に支給せよ。乗車証(パス)や寮の利用など、JR東日本と同様の福利厚生制度を実施せよ。
 とりわけ、8月30日の団交で「深く検討している」と回答した深夜早朝手当の地域格差は10月分から是正を行い、全事業所で一律1500円を支給せよ。
 みんなで職場から声を上げ、賃金の大幅引き上げをかちとろう!

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