2017年12月29日金曜日

日刊動労千葉 第8383号

運転保安確立と
「外注化ではなく定年延長」の実現を
乗務員分科会第40回定期委員会

http://doro-chiba.org/nikkan_dc/n2017_07_12/n8383.htm

外注化による弊害が拡大

 12月8日、DC会館において第40回乗務員分科会定期委員会が開催されました。 議長に佐倉支部・椎名君を選出し、ローカル線切捨て問題や乗務員への責任の転嫁に対する怒りと、検修・構内業務外注化の弊害による安全の崩壊等の怒りの中で、約40名の組合員が結集して委員会がかちとられた。
 まず、鈴木乗務員会長より、「系統分離と称した利益優先のローカル線切捨ては、地域住民の利便性の低下のみならず労働強化へと繋がる問題である。外注化による弊害も拡大し安全は大きく後退している。また、乗客からの監視が横行し、乗務員へと責任が転嫁されている現状は決して許すことはできない。外注化を粉砕し、運転保安確立と『外注化ではなく定年延長』を実現するため、全力で闘いぬこう」とあいさつが行われた。
 来賓として本部の田中委員長から、JRをめぐる現状と今後の闘いの方針についてのあいさつを受け議事に入り、執行部からの総括と方針提起を受け、質疑応答が行われた。

【質疑で出された主な意見】

・輸送混乱時、千葉統合詰所に指示する管理者が誰もいない。対応不足だ。
・標準数について、女性乗務員、エルダー運転士の対応はどうするのか。また、休暇等の延べ日数をどう見入るのか。現状のままでは不足してしまう。 (佐倉)
・一時的な睡魔に襲われた現象により、車両センターに転勤をさせられた。転勤までの間、原因を探るべく自己責任での病院検査を強制させられた。 (津田沼)
・DCからECへの転換を行っている。込み運用の要素は無いか。 (木更津)
・富岡まで運行が延伸された。被ばく労働拒否で闘う。       (水戸)
・竹岡~浜金谷で動物の出没が多い。対策を支社として真剣に検討すること。    (千葉転)
・動物との衝撃による209系のスカートの破損がある。車両の強化を。
・上総一の宮駅の検査詰所、トイレを洋式・洗浄型に。(幕張)
・誉田~土気間の倒竹検知が試使用となっている。どのような物か周知を。
・外房線・電気系統故障による輸送混乱時対応が不十分であった。  (鴨川)
・会社から眼鏡使用者について、予備の眼鏡も所持す旨の通達があった。(千葉機)

 等々、報告も含めて活発な意見が出され、問題点については団体交渉により解決を図ることを全体で確認した。

組織拡大に立ち上がろう

 業務外注化や合理化による矛盾点を追及することを通して、系統分離阻止、会社の責任による安全確保を追及し労働者への責任転嫁を許さないこと、外注化を粉砕して検修・構内部門を要員・業務一体でJR本体へ戻すこと、この闘いをとおして「外注化ではなく定年延長」を実現し、組織拡大に立ち上がることを決議して成功裡に終了した。


2018年 勝負の年! 団結旗開き
1月6日(土)13時 DC会館


日刊動労千葉 第8383号へのリンク