2017年12月6日水曜日

闘いなくして安全なし No.144

http://www.doro-chiba.org/ga/tn144.pdf


地域から鉄道奪うな!
内房線と地域を守る会
署名5467筆を提出

 11月29日、地域住民を中心に内房線切り捨てに反対する「内房線と地域を守る会」(松苗禮子代表)が、JR東日本や国土交通省に対して5467筆の署名を提出しました。
 署名で訴えられているのは、①17年3月4日のダイ改によって廃止された館山~千葉駅間の内房線直通列車を復活させること、②15年3月のダイ改によって廃止された館山発着の特急列車を復活させること、③駅構内の利便性及び安全対策を向上させること、④沿線の線路や踏切等の安全対策を強化すること、 ⑤ダイ改や駅の合理化、沿線の設備増改修等の実施時には、計画段階から関係自治体や利用者等に対する丁寧な説明を行い、関係者の理解を得ることです。

生活を奪う列車削減に住民が怒り


 JRは、「利用状況に見合った輸送力」などといって地域切り捨てを続けてきました。
 しかし、鉄道は地域での生活に必要なインフラです。直通運転や特急列車の廃止で地元の人々が不便になっただけでなく、観光で訪れる人が減ることにもなりました。商店街など地域の経済や文化は大打撃を受け、閉店・廃業が相継ぎました。鉄道を奪うことは地域での生活そのものを奪うことになるのです。
 この列車切り捨ては、「国家の利益にならない地域は淘汰する」という国家政策の先頭にたつものでもあります。
 「公共交通である鉄道を住民の意志を無視して運行すること自体がおかしい」「直通運転の廃止は何としても止めてほしい」。住民の生活も顧みず、まともな説明も相談もないままに列車を削減していく。そのJRの姿勢に、地域住民が深い怒りを示しています。
 動労千葉は、「自分たちの地域と内房線が切り捨てられるのを、会社の言いなりで黙っていられない。館山と内房線を守るために怒りの声をあげ続ける」と闘いにたちあがっています。3月ダイ改合理化・地域切り捨てに動労千葉とともに反対の声をあげよう。

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