2017年12月9日土曜日

日刊動労千葉 第8373号

JR東日本-エルダー制度に関して修正提案
(12/5)
エルダー賃金等の引き上げを提案


基本賃金、出向特別措置、調整特別措置で11,500円の加算
JR東日本は、定年延長と65歳まで
働き続けられる労働条件を確立しろ!

 12月5日、JR東日本は、「エルダー新提案」に関して、修正提案を行ってきた。
 修正提案の内容は下記のとおり。

エルダー賃金、フルタイムで3000円のみの加算?

 今回の修正提案の理由について会社は、「エルダー社員の本体での業務範囲拡大にあたり、働きがいの向上を目的にした」との説明を行ってきた。
 さらに、6月9日の当初提案で、「エルダー社員は、今後もグループ会社等との水平分業を前提に、原則としてグループ会社等への出向を命ずる。」としていた提案文書について、「エルダー社員は、グループ一体となった業務運営等の観点から、グループ会社等への出向を命ずることを基本とするほか」と修正してきた。(太字が修正部分)
 これについて会社は、「文字通り、グループ会社等と一体となって鉄道業務を運営すること、さらに、本体雇用もあることから『基本とする』との文言を入れた」との説明を行ってきた。

◎「基本賃金の見直し」について
*フルタイム勤務 現行エルダー賃金に、3000円を加算する
*ハーフタイム勤務 現行エルダー賃金に、1600円を加算する
(エルダー賃金一覧表参照)

◎「出向特別措置の支給」について
*現在、JRと比べて休日数が少ないなどの理由により若年出向者に対して支払われている出向特別措置について、エルダー社員の会社における業務範囲拡大に伴い、エルダー社員にも準用して支払う。
*CTS      2500円
*メディアサービス 2500円

◎「エルダー社員調整特別措置の支給月額の見直し」について
*現行、エルダー社員1年目(エルダー社員雇用契約月~満61歳到達月)に支払われているエルダー社員調整特別措置について、29000円に6000円加算し、35000円とする。
*現行 29000円→提案 35000円

◎「エルダー管理手当」について
*会社及び出向先で管理的業務を行う者に、エルダー管理手当を支払う。
*管理業務を行う者  30000円
*特に認めた者(現場長)40000円
(精勤手当算出時、基本賃金に準じて扱う)

◎「経過措置」について
*18年4月1日から同年4月30日までにエルダー雇用契約が満了する社員に対して、改正前のエルダー社員就業規則で規定する精勤手当(契約満了時支給分)を支払う。
*調査期間の5ヶ月分(12月~4月)
*25000円×5ヶ月=125000円

 今回の提案により、エルダーの賃金関係は、合計で11500円の引き上げになる。しかし、エルダーが現在働いている職場環境は言語に絶するものだ。駅清掃関係では、休憩所もまともに設置されておらず、飲み水の確保や洗面もできない状況がある。
 また、JR本体雇用の場合でも、本線運転の場合、エルダー賃金でこれまでと同様の責任を背負わされ、ロングラン行路や早朝から昼過ぎまでの乗務を強いられるのだ。それを1万円程度の引き上げで我慢しろという会社の姿勢は、あまりにも傲慢そのものだ。
 あらためて、「JR雇用枠拡大」ではなく、定年延長と65歳まで働き続けることができる労働条件の確立、本線運転士の高齢者対策の実施、外周地域への雇用の場の確保に向けて、闘いを強化しよう!

http://doro-chiba.org/nikkan_dc/n2017_07_12/n8373.htm