2019年11月20日水曜日

闘いなくして安全なし No.237

https://www.doro-chiba.org/ga/tn237.pdf


ワンマン運転拡大やめろ!
動労千葉団体交渉
安全より「生産性向上」「コスト削減」

 動労千葉―動労総連合はこの間、ワンマン運転拡大に関してJR本社との団体交渉を行いました。会社は安全よりも「生産性向上」「コスト削減」を優先しています。

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ワンマン目的は「安全よりも利益」
組合 ワンマン運転を拡大する理由は?
会社 機械化とシステム化で、「人ならではの創造的仕事」へシフトしていきたい。
組合 「人ならでは」というが、ローカルでは無人駅で社員もいない。ワンマン運転になれば車掌もいない。運転士は乗客の対応やスイカ対応もできない。乗客からしたら二度手間、三度手間だ。
会社 東北地方は今後30%人口減という数字もある。収入が減る中で、生産性を上げコスト削減を行っていくということ
だ。
組合 結局、ワンマン運転で問題になる安全確保よりも営利を優先するということか。
会社 生産性向上とコスト削減は行いたい。

「全線区が対象」―車掌削減反対!

組合 ワンマン拡大の線区の基準はどうか。
会社 設備的な問題や技術的な問題もあると思うが、全線区での導入を検討している。
組合 車掌業務が大幅に減少するのでは?
会社 現在、運転士約7千人、車掌約6千人弱である。車掌は今後減っていくと思うが、車内検札や乗客対応も含めて車掌ならではの業務がある。しかし、機械化できる部分は機械化したい。検札は新乗車システム、放送は自動放送に置き換えられる。

ワンマン拡大は安全問題に直結する

組合 保安要員としての役割はどうなるのか。
会社 現行と変わらない。すでに導入している線区で問題は発生していない。
組合 ワンマン運転拡大は必ず安全問題に直結する。地方での動物との衝突、災害時の対応、車内トラブルや事件発生時の対応等々、現在のワンマンでも対応できない状況がある。拡大した場合、運転士一人では対応できないという声が職場であがっている。
会社 安全はトッププライオリティーであり、確保していきたい。
組合 地域の切り捨てと安全破壊をもたらす。提案を撤回すべきだ。
会社 提案を撤回する考えはない。

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 ワンマン運転拡大・車掌大幅削減を認めることは絶対にできません! 地域からも反対の声があがっています。ともに職場から〝ワンマン運転拡大・ジョブローテー ション反対〟の声をあげよう。

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