2019年11月6日水曜日

外注化阻止ニュース 第451号

https://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka451.pdf


ワンマン運転・列車削減やめろ
久留里線の沿線住民から怒りの声

 JR東日本は、来年3月以降、ワンマン運転を線区・区間を限定せずに「中編成」(3~6両)、「長編成」(7両以上)にも拡大すると提案しました。
 しかし、動労千葉に久留里線沿線住民から2両でのワンマン運転や列車削減に抗議の声が寄せられています(左記参照)。
 「夫婦で乗ろうとしたが妻だけ取り残された」「2時間列車がないので引き返さざるを得なかった」――明らかにワンマン運転導入と列車削減が原因です。

地域の怒りと共に声を

 ワンマン運転の導入で改札やドア扱いも含めて運転士が行うことになりました。運転士の負担が増加する中で、乗車しようとしている人を締め出してしまうことまで引き起こされたのです。
 しかも、JRは地方ローカル線を「儲からない」と列車を削減し、次々に切り捨ててきました。一つ列車に乗れなければ、1時間や2時間も待たされる状態にされたのです。それが事態をより重大なものにしました。
 すべての責任は会社にあります。ワンマン拡大・車掌の大幅削減は安全の放棄そのものです。地域の怒りとともに、現場からジョブローテーション、ワンマン拡大反対の声をあげよう。



久留里線沿線の住民から寄せられた声
◎久留里線・木更津行に夫婦で乗ろうとしたら、妻だけが取り残されてドアを閉められてしまった。その後、2時間電車がないため妻は自宅に引き返さざるを得なかった(木更津11:48着の次は13:37着)。木更津駅で責任者に話がしたいと言ったが、出てきてももらえなかった。
◎バスで木更津に行くにも、電車に合わせた時間帯くらいしか本数がない。列車の間隔が大きく開くようなダイヤはやめてほしい。間に一本増発するくらいはできるのではないか。
◎学生が列車後方につかまり、1駅乗ったことがある。乗り遅れると1時間後の列車になるからだ。ワンマン運転ではそういったことがあってもわからない。
◎上総亀山まで行く列車は本当に少なくなってしまった。友人が上総松丘で養護学校の大会があったが行けなかった。
◎公共交通なのに利用者の数だけ見ているのではないか。効率が悪いと切り捨てているが、住みよい社会にするという観点が除かれている。
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