2020年6月24日水曜日

日刊動労千葉 第8808号

JR千葉支社-駅業務のノウハウを
持たない千葉ステーションビルへ
京葉線の2駅を外注化


「運転取扱駅」以外の駅業務を外注化
 外注化の深度化・転籍攻撃粉砕へ!


 JR千葉支社は、6月9日、「駅業務の委託・閉鎖」について提案を行ってきた。これまで会社は、「エルダー雇用の場の確保」を口実にして駅業務等の外注化を行ってきた。しかし今回は、「運転取扱駅以外の駅を委託する」として2駅を外注化するとの考え方を示してきた。
 また、委託先についても、駅業務のノウハウを持たない千葉ステーションビル(千葉SB)への委託を初めて行うとしている。駅業務委託をさらに深度化し、踏み込んでの外注化が始まったと見なければならない。さらに、すでに委託されている駅においても、駅員の無配置や無人駅化を行おうとしており、駅業務外注化がさらに深度化して進められようとしている。外注化粉砕に向けて闘いを強化しなければならない。
 提案の概要は以下のとおり。

業務外注化、窓口閉鎖、無人駅化ー駅業務の将来は?

■津田沼駅について、みどりの窓口の営業時間を、現行6時~22時↓8時~20時に短縮。これに伴い要員▲2名削減としている。11日1日実施としている。
■海浜幕張駅、稲毛海岸駅について、みどりの窓口を閉鎖し、それに伴い要員を各▲2名、計4名を削減するとしている。11月1日実施としている。
■海浜幕張駅、稲毛海岸駅について、駅業務を千葉ステーションビル(千葉SB)に委託するとしている。これにより、海浜幕張駅は管理▲4、一般▲14名、稲毛海岸では管理▲4名、一般▲7名、計管理▲8名、一般▲11名の要員減としている。12月1日実施としている。
また海浜幕張駅には、「話せる券売機」を設置するとしている。
■新浦安駅について、駅業務委託に伴う管理駅の強化として、管理+1名としている。12月1日実施としている。これにより、新浦安駅の被管理駅は、海浜幕張、検見川浜、稲毛海岸、千葉みなとの各駅となる。
■すでに委託されている駅について、次のとおり変更するとしている。
○検見川浜 委託先をJESSから千葉ステーションビルに変更する。(12/1)
○空港第2ビル駅 委託先をびゅうトラベルサービスからJESSに変更。(12/1)
○浅草橋駅、両国駅、保田駅 みどりの窓口を閉鎖。(21/2/1)
○両国駅東口、亀戸駅東口 駅員無配置。(21/3/1)
○笹川駅 駅員無配置。(21/4/1)
〇錦糸町駅 びゅうプラザの閉鎖(10/1)