2020年7月18日土曜日

日刊動労千葉 第8820号

第82回定期委員会決定に基づき、
JR千葉支社、
CTSに申し入れを提出

動労千葉は、6月28日に開催した第82回定期委員会の決定方針に基づき、JR千葉支社及び千葉鉄道サービスに対して左記のとおり申し入れを行った。乗務員に対しては、睡眠時間が短いにもかかわらず泊勤務でのシーツや枕カバー、毛布カバー交換が強制されている。JRが責任を持って行うべきだ。また、コロナ感染対策では、PCR検査を受ける日だけは有給になっているが、結果が出るまでの間は有給として取り扱うべきだ。
さらに、外房線、内房線での動物との衝突対策は、ほとんど行われていないのが現状だ。抜本的対策が必要だ。
予備勤務が自宅で待機する場合、タブレットで課題を強制しているが、これも大問題だ。即刻中止すべきだ。
CTSは、つり革全ての消毒を新たに受注したが、要員の増加や手当の支払を全く行おうとしていない。CTSだけ丸儲けなど絶対に許さない。
JR・CTSは組合要求に基づき労働条件を抜本的に改善しろ。


JR千葉支社-新型コロナ感染防止対策に関する申し入れ(その2)

1.休養室のシーツ交換について
(1)乗務員等に行わせる対応は中止すること。
(2)休憩室の感染予防については、共用部分の消毒も含めて、JRの責任において行うこと。
(3)委託する場合は、現在実施されているつり革消毒を含む委託費を抜本的に引き上げる等して、委託会社が十分な要員、労働条件を確保できるように会社が責任を持つこと。

2.社員の体温測定等、健康管理を始業点呼時に実施し、体調の思わしくないものは会社の責任において休ませること。また、その際は有給扱いとすること。


JR千葉支社-新型コロナ及び動物との衝突防止対策等に関する申し入れ


1.コロナ感染症の疑いがある社員の取扱いについて。
(1)熱などコロナ感染症の疑いがある社員は、会社の責任で休ませ、PCR検査を受けることができるようにすること。
(2)PCR検査の結果が出るまでの期間は、有給扱いとすること。

2.この間、外房線、内房線等においてイノシシ等との衝突が多発していることか ら早急に対策を講ずること。
(1)動物との衝突場所等のデータを明らかにすること。
(2)過去の対策事例を明らかにすること。
(3)今後の対策計画を明らかにすること。

3.社員の自宅待機について、次のことを明らかにすること。
(1)乗務員等に対する自宅待機の現状について。
(2)予備勤務者の自宅待機勤務において、タブレットにより課題等を行わせているが、その目的について。


CTS-つり革等の消毒作業等及び木更津事業所に関する申し入れ

1.つり革等の消毒作業について、JRとの契約における作業量(列車本数、作業人員等)及び契約額を明らかにすること。

2.JRとの新たな契約に基づき消毒作業を行っていることから、要員の追加及び手当を支払うこと。

3.木更津事業所について、通常の清掃作業に加え、つり革や手すりの消毒作業、窓閉め作業を行うなど労働強化になっていることから、要員増を行うこと。

4.列車内の天井にクモの巣が多く発生していることから、対策を講ずること。

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